South Is. Alps
South Is. Alps
Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


Auckland, "O’Connell Street Bistro"

午前中に学会の登録確認ということで、会場に出向く。オーストラリアからの友人たちと再会。といって、この3月や8月に出会っている人たちだが。
午後のセッション「知的所有権」に関する部会に参加。グローバルスタンダードな知的所有権ではなく、個別文化圏に対応した形での「知的所有権」のあり方に関する議論を聞く。

夕食は、9月にも行った「O’Connell Street Bistro」に同僚と出かける。この店は、オークランドの中での評価としての高いがそれにしても、ずいぶん安い値段設定でおすすめだ。

Vanilla & Palm sugar cured Salmon gravlax, shaved Fennel, pink Grapefruit
Seared Scallops
Cramelised Onion and Poteto Souffle
Pappardelle of braised Bendigo Station Rabbit, rimu smoked Bacon, Walnut Watercress pesto & Parmigiano Reggiano

2008-12-08 21:03:52 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『どちらかが彼女を殺した』

東野 圭吾、1997、『どちらかが彼女を殺した』、講談社 (講談社文庫)

結論がかかれていない推理小説で、ついつい引き込まれて、クライストチャーチからオークランドまでの飛行時間と夜中の数時間を使って、一気に読んでしまった。サマータイムのニュージーランドと日本とは4時間の時差があるので、時差ぼけもあって、夜中に目が覚めてしまったおかげではある。
本書は、東京在住の妹を殺された(と信じた)豊橋署交通係の一警察官である和泉の業務を逸脱した個人的な調査に刑事「加賀恭一郎」が絡み事件についての情報が読者に与えられ、読者はその情報を使って自ら推理していくことを狙っている。本書の巻末には「推理の手引き」という袋とじの章がふされていて、読者は自分の推理が正しかったのかどうかをチェックするという趣向になっている。しかし、「手引き」を読んだとしても、自分の推理が正しかったかどうかについてのヒントが与えられるだけである。このスタイルはなかなか刺激的ではある。
事件を解決しようとして、本書を読み進もうとする読者は、著者から与えられる情報の矛盾点がどんどん気にかかってしまう。たぶん、事件とは関わりのないとおもわれることも気になってくる。たとえば、主人公の和泉と加賀がその推理を競う最終章は、被害者のアパートでの容疑者たちと和泉、加賀が集まって会話が交わされるのだが、それまでの章で安普請のアパートで音が筒抜けであったとされていて、重要な情報を提供する隣人はきっとこの会話を「耳ダンボ」できいてるのだろうなということが気になる。当然、事件そのものについても、そうした状況は他の居住者の注意を引いていたはずで、著者からのもたらされる記述情報は、不十分におもえてくる。
ともあれ、面白く読んだ。実は、このたびで、加賀刑事が絡んだ推理小説をほかに2冊持ってきている。

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社

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2008-12-08 08:00:43 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )