『最後の星戦 老人と宇宙3 (ハヤカワ文庫SF)』
ジョン・スコルジー、2009、『最後の星戦 老人と宇宙3 (ハヤカワ文庫SF)』、早川書房
「老人と宇宙」シリーズの最終巻。
ジョンとジェーンは養女のゾーイと共に暮らしていた植民星(コロニー)をはなれて、新たなコロニーに向かう。人類の「コロニー連合」の策略に乗せられるのだが、最後の結末は、なかなかうまい。途中、星間の政治がややこしくて、よく理解出来ないので、中だるみしてしまったのだが。
老人が志願兵となって二度と地球に帰らないことと引換に新しい身体をあたえられて、「コロニー連合」の兵士として、コロニー防衛のために出向き、戦いに明け暮れる第1巻。つづいて、人類に反旗を翻した天才科学者との戦いを描く第2巻。天才科学者の娘を養女にして、暮らしていた植民星を離れて、陰謀に巻き込まれるジョン一家を描く第3巻。
もう1巻、第3巻をゾーイの視点からえがく第4巻が補遺としてのこっている。これも、楽しみになってきた。
最後の星戦 老人と宇宙3 (ハヤカワ文庫SF) | |
ジョン・スコルジー | |
早川書房 |