青椒肉絲、チンゲンサイのオイスターソース炒め
青椒肉絲：焼肉用の肉を細切りして、日本酒＋醤油＋片栗粉であえておく。青ピーマンを細切りし、玉ねぎを細かなくし切りにしておき、ごま油＋花椒を炒めて香りを出したところにまず野菜＋あじめコショウを加えていためて、肉を投入。塩を軽く降って。あらかた火が通ったところに、水を少々加えてとろみを出す。
チンゲンサイのオイスターソース炒め
チンゲンサイのオイスターソース炒め
『幻影の書 (新潮文庫)』
ポール・オースター、2011、『幻影の書 (新潮文庫)』、新潮社
寝本にしては睡眠不足になる本だった。書斎に積読していた本の一冊で、そもそもなぜ購入したか記憶していない。何かきっかけがあったのだろうが・・・。
主人公の「私」は、アメリカ東部の大学の教員で文学を教えている。しかし、航空機事故で家族（妻と二人の子供）を失ってしまい。自分自身を見失ってしまう。そうした時に出会ったのが「ヘクター・マン」という無声時代映画のスターだった。「ヘクター・マン」は10数点の作品を残して突然姿を消してしまっていた。勤め先を休職し航空機事故の慰謝料を原資に、睡眠薬の助けを借りて飛行機に乗ってヨーロッパやアメリカの各地の資料を調べて回る（家族を失ったショックで飛行機恐怖症になっていた）。そして、彼についての本を出版にこぎつける。
大学の友人は大学に復帰するまでの次の仕事として翻訳を持ち込む。その仕事に打ち込もうとしていた時、「ヘクター・マン」の代理人（妻と名乗る女性）から手紙が届く。いたずらにも思えたが、会う用意があるとの返事を書くが、返信が届かない。1ヶ月以上発ってから、「ヘクター・マン」の作品の殆どを撮影した撮影技師の娘を名乗る「アルマ」が突如、自宅に現れる。何が何でも、アリゾナの彼の家に行ってくれと。彼は死の床にあり、そのことが連絡が途絶えてしまった理由であるという。曲折の末、「アルマ」と「私」は、、お互いが必要としている部分を理解し合い、旅立つ。飛行機での旅は、「アルマ」のおかげで睡眠薬を必要としなかった。後の回想のシーンで、彼女との出会いから別れまでの時間は2晩3日でしかなく、この間が本書の半分を占める。この後半は、前半の内政的な記述とは一転して、ミステリーの様相を示す。
「ヘクター・マン」は失踪後、アメリカ各地で名前を偽りつつ暮らしていたが、自殺への意志がしだいに高まっていた。とある銀行で行列をつくっていたとき、銀行強盗に出会い、人質になった「フリーダ」を救うことになったが、それは、自殺企図のためであった。銃弾を浴びたが幸いにして片肺を失っただけであった。「フリーダ」は自分の命を救ったかれを「ヘクター・マン」であることを知って看病し、やがて結婚する。再び映画を自分達のためだけに映画を撮影した（巨額の相続を受けて経済的に困っていない妻「フリーダ」の願いであった）。自宅とした砂漠の一軒家の農場にスタジオや編集室を設け、映画を撮影したのであった。「私」が、病床の「ヘクター・マン」の元に連れてこられたのは、彼についての本を書いたからであった。僅かな時間話すことができたのだが、病状を理由に引き離され翌日の再会を約して病床を離れる。しかし、「ヘクター・マン」はその夜のうちに死亡し、彼の残したものをすべて焼き尽くそうとする妻「フリーダ」から与えられた時間はわずかで、唯一「マーチン・プロストの内的生活」という映画だけを見ることができた。
ストーリーを描くのはここまでにしよう。オースターの作品をこれまで読んだことがなかったのだが、本書を読んで彼はまさにストーリーテラーであるだけでなく、書くこと、読むこと、そして「映画」を見ること、また、それを記述することについて、実に巧みで、読み進めるほどに惹きつけられてしまった。しばらくは、ポール・オースターの作品を寝本にしようと思う。眠りが奪われそうな予感がするが。
寝本にしては睡眠不足になる本だった。書斎に積読していた本の一冊で、そもそもなぜ購入したか記憶していない。何かきっかけがあったのだろうが・・・。
主人公の「私」は、アメリカ東部の大学の教員で文学を教えている。しかし、航空機事故で家族（妻と二人の子供）を失ってしまい。自分自身を見失ってしまう。そうした時に出会ったのが「ヘクター・マン」という無声時代映画のスターだった。「ヘクター・マン」は10数点の作品を残して突然姿を消してしまっていた。勤め先を休職し航空機事故の慰謝料を原資に、睡眠薬の助けを借りて飛行機に乗ってヨーロッパやアメリカの各地の資料を調べて回る（家族を失ったショックで飛行機恐怖症になっていた）。そして、彼についての本を出版にこぎつける。
大学の友人は大学に復帰するまでの次の仕事として翻訳を持ち込む。その仕事に打ち込もうとしていた時、「ヘクター・マン」の代理人（妻と名乗る女性）から手紙が届く。いたずらにも思えたが、会う用意があるとの返事を書くが、返信が届かない。1ヶ月以上発ってから、「ヘクター・マン」の作品の殆どを撮影した撮影技師の娘を名乗る「アルマ」が突如、自宅に現れる。何が何でも、アリゾナの彼の家に行ってくれと。彼は死の床にあり、そのことが連絡が途絶えてしまった理由であるという。曲折の末、「アルマ」と「私」は、、お互いが必要としている部分を理解し合い、旅立つ。飛行機での旅は、「アルマ」のおかげで睡眠薬を必要としなかった。後の回想のシーンで、彼女との出会いから別れまでの時間は2晩3日でしかなく、この間が本書の半分を占める。この後半は、前半の内政的な記述とは一転して、ミステリーの様相を示す。
「ヘクター・マン」は失踪後、アメリカ各地で名前を偽りつつ暮らしていたが、自殺への意志がしだいに高まっていた。とある銀行で行列をつくっていたとき、銀行強盗に出会い、人質になった「フリーダ」を救うことになったが、それは、自殺企図のためであった。銃弾を浴びたが幸いにして片肺を失っただけであった。「フリーダ」は自分の命を救ったかれを「ヘクター・マン」であることを知って看病し、やがて結婚する。再び映画を自分達のためだけに映画を撮影した（巨額の相続を受けて経済的に困っていない妻「フリーダ」の願いであった）。自宅とした砂漠の一軒家の農場にスタジオや編集室を設け、映画を撮影したのであった。「私」が、病床の「ヘクター・マン」の元に連れてこられたのは、彼についての本を書いたからであった。僅かな時間話すことができたのだが、病状を理由に引き離され翌日の再会を約して病床を離れる。しかし、「ヘクター・マン」はその夜のうちに死亡し、彼の残したものをすべて焼き尽くそうとする妻「フリーダ」から与えられた時間はわずかで、唯一「マーチン・プロストの内的生活」という映画だけを見ることができた。
ストーリーを描くのはここまでにしよう。オースターの作品をこれまで読んだことがなかったのだが、本書を読んで彼はまさにストーリーテラーであるだけでなく、書くこと、読むこと、そして「映画」を見ること、また、それを記述することについて、実に巧みで、読み進めるほどに惹きつけられてしまった。しばらくは、ポール・オースターの作品を寝本にしようと思う。眠りが奪われそうな予感がするが。
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10月11日(日)のつぶやき
Sig Sugito @sig_sラムチョップ、きのことごぼうの炒めもの、ブロッコリーとしいたけのオイル煮 goo.gl/ryZzep
Sig's Books Diary： アマゾンKindleよりも、出版社直接のPDFのほうが断然安かったぞ！以下の書誌情報にはペーパーバックとあるが、出版社からのダウンロードを選んだ。こういうやり方もあったか。自費の場合... bit.ly/1P7YK90
サンマの花山椒煮、モロヘイヤのすりながし、しじみの味噌汁白味噌仕立て、きゅうりとなすの浅漬 goo.gl/jG8oo3
『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること―沖縄・米軍基地観光ガイド』 goo.gl/PXmlwg
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