『元年春之祭 (ハヤカワ・ミステリ1935)』
陸秋槎、2018、『元年春之祭 (ハヤカワ・ミステリ1935)』、早川書房
謎解きとしては、読者に挑戦のページが2箇所、挟まるのだが、ストーリーの流れとしては、いささか疑問あり。まあ、その点はそれとして、話としては、前漢時代を舞台にして孔子の四書ほかを参照するといった趣向は興味深い。しかし、登場人物の個性としては、いささか説明過剰でわかりにくかったのではないだろうか。今どきのゲーム世代の、また「世界観」をキーワードにした作品ではあるが、どうなんだろう・・・。
謎解きとしては、読者に挑戦のページが2箇所、挟まるのだが、ストーリーの流れとしては、いささか疑問あり。まあ、その点はそれとして、話としては、前漢時代を舞台にして孔子の四書ほかを参照するといった趣向は興味深い。しかし、登場人物の個性としては、いささか説明過剰でわかりにくかったのではないだろうか。今どきのゲーム世代の、また「世界観」をキーワードにした作品ではあるが、どうなんだろう・・・。
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陸秋槎 | |
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