5月8日(水)のつぶやき
Sig's Books Diary: 東日本大震災の人類学: 津波、原発事故と被災者たちの「その後」 作者: トム・ギル,ブリギッテ・シテーガ,デビッド・スレイター,チャールズ・マクジルトン,トゥーッカ・トイボネン,デイ... bit.ly/10o4brF
Sig's Books Diary: グリッド都市 作者: 布野修司,ホアン・ラモンヒメネス・ベルデホ,Juan Ram´on Jim´enez Verdejo 出版社/メーカー: 京都大学学術出版会 発売日: 2013... bit.ly/13vF4lw
Sig's Books Diary: 統計学が最強の学問である 作者: 西内啓 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2013/01/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 11人 クリック: 209回... bit.ly/13vF6K5
Sig's Books Diary: デジタル社会の学びのかたち: 教育とテクノロジの再考 作者: アランコリンズ,リチャードハルバーソン,Allan Collins,Richard Halverson,稲垣忠 出版社/... bit.ly/13xVObS
『ぼくは猟師になった (新潮文庫)』 blog.goo.ne.jp/sig_s/e/c9aeae…
『ぼくは猟師になった (新潮文庫)』
千松信也、2012、『ぼくは猟師になった (新潮文庫)』、新潮社
日本人口の高齢化、過疎化とともに、農山村の農地には鹿やイノシシが侵入するようになる。いわゆる食害の顕著化である。しかし、そのことは、そもそも耕地が野生の領分を侵略したからお返しであるとも言えるが、ことはもっともっと複雑である。
我々の現代における食資源は野生食への依存はほとんど皆無で、たいがいは栽培・飼育された食資源から来ている。野生とは空間的に隔絶されるべきであった。しかし、その隔絶はあくまでも、文化が自然を支配する状況において初めて自由であり得た。日本の現在の農山村の状況のように人口が減り高齢化が進むと、静々と野生の侵略が開始される。
もともと、人類は農耕牧畜を始める前には、野生の食資源に依存し、人間の食も生態系の中にあった。しかし、農耕牧畜の成立によって、あたかも、自然からの独立王国が生まれたかにみえた。しかし、完全に人為的な食資源に依存していた人類も、人口が減って農地の維持が困難になると、かつてのような共存のシステム(たとえば、野生の食資源をも食のレパートリーにとりいれるなど)の文化伝統が失われているとひとたまりもない。
本書は、大学出身の若者がふとしたことから罠猟による猟師になった学習と経験の蓄積、彼のライフスタイルの記述である。都市近郊といえども、既に野生はすぐ近くにまで押し寄せている。そうした都市近隣山地に猟場を持つ猟師の生活の記録である。しかし、残念ながら、彼の猟は現代人の食生活と直結している訳ではなく、友人と共食をするにとどまる。野生食の伝統はまったく再現されていないのである。の問題や流通の問題、衛生管理などなど、さまざまな規制が野生との共生を不可能にしている。
日本人口は、現在の女性の生涯出生数を基準にすると西暦3000年には日本人口はゼロになるという。やがては、都市のアスファルトを鹿やイノシシの群れが駆けぬけるのだろうか。あらためて、野生と現代生活の共存がイメージされてみいいかもしれない。
日本人口の高齢化、過疎化とともに、農山村の農地には鹿やイノシシが侵入するようになる。いわゆる食害の顕著化である。しかし、そのことは、そもそも耕地が野生の領分を侵略したからお返しであるとも言えるが、ことはもっともっと複雑である。
我々の現代における食資源は野生食への依存はほとんど皆無で、たいがいは栽培・飼育された食資源から来ている。野生とは空間的に隔絶されるべきであった。しかし、その隔絶はあくまでも、文化が自然を支配する状況において初めて自由であり得た。日本の現在の農山村の状況のように人口が減り高齢化が進むと、静々と野生の侵略が開始される。
もともと、人類は農耕牧畜を始める前には、野生の食資源に依存し、人間の食も生態系の中にあった。しかし、農耕牧畜の成立によって、あたかも、自然からの独立王国が生まれたかにみえた。しかし、完全に人為的な食資源に依存していた人類も、人口が減って農地の維持が困難になると、かつてのような共存のシステム(たとえば、野生の食資源をも食のレパートリーにとりいれるなど)の文化伝統が失われているとひとたまりもない。
本書は、大学出身の若者がふとしたことから罠猟による猟師になった学習と経験の蓄積、彼のライフスタイルの記述である。都市近郊といえども、既に野生はすぐ近くにまで押し寄せている。そうした都市近隣山地に猟場を持つ猟師の生活の記録である。しかし、残念ながら、彼の猟は現代人の食生活と直結している訳ではなく、友人と共食をするにとどまる。野生食の伝統はまったく再現されていないのである。の問題や流通の問題、衛生管理などなど、さまざまな規制が野生との共生を不可能にしている。
日本人口は、現在の女性の生涯出生数を基準にすると西暦3000年には日本人口はゼロになるという。やがては、都市のアスファルトを鹿やイノシシの群れが駆けぬけるのだろうか。あらためて、野生と現代生活の共存がイメージされてみいいかもしれない。
ぼくは猟師になった (新潮文庫) | |
千松信也 | |
新潮社 |
豚バラ肉の煮込み
豚バラ肉の煮込み(豚バラ肉を水からあくを取りながら茹でて、タマネギ、人参、レンコンを一口に切って加えて煮込む、何を入れるかそのときの気分。クミンシード、粒こしょう、赤唐辛子、塩、ローリエを加えてしばらく煮込む。フレンチマスタードとともに食する)
鶏肉と小松菜、舞茸のうま煮
鶏肉と小松菜、舞茸のうま煮(ごま油で鶏もも肉ぶつ切りを皮目から焼き、小松菜を一口に切ったもの、舞茸をほぐしたものをかぶせて蒸し焼きにする。日本酒を書け、鰹出汁をかけて、一煮立ち。薄口醤油で味をつけてじっくり火を通して出来上がり)
冷奴
もずくの酢の物
新ショウガの酢漬け
わかめの味噌汁
新生姜ご飯(炊き込みご飯)
冷奴
もずくの酢の物
新ショウガの酢漬け
わかめの味噌汁
新生姜ご飯(炊き込みご飯)
豚とブナしめじのソテー
今日は、世間は振り替え休日だが、授業日程に入っていて出勤。もちろん、わたしは、授業がないので自分のことをやっていただけだが。
サラダほうれん草とトマトのサラダ
スモークサーモンのパスタ
豚とブナしめじのソテー
サラダほうれん草とトマトのサラダ
スモークサーモンのパスタ
豚とブナしめじのソテー
5月5日(日)のつぶやき
『ラーメンと愛国 (講談社現代新書)』 blog.goo.ne.jp/sig_s/e/2ac90f…
『日本の女帝の物語―あまりにも現代的な古代の六人の女帝達 (集英社新書 506B)』 blog.goo.ne.jp/sig_s/e/46b922…
『クライマーズ・ハイ (文春文庫)』『臨場 (光文社文庫)』『ルパンの消息 (光文社文庫)』
横山秀夫、2006/2009/2010、『クライマーズ・ハイ (文春文庫)』『臨場 (光文社文庫)』『ルパンの消息 (光文社文庫)』
いつ読んだのか?いずれも、iPadのiBooksで。電子書籍の方が、記録を取り忘れることが多い。読了のときの記録、FBなどに送るだけではなく、各自のやり方にあわせてやれるといいなあ。SNSといって、FBやTwだけでなく、ブログもそうに違いないのだから。
著者の作品にはまっていて、iBookのライブラリには、ほかに8冊の短編集も既に購入済みだ(といって、一冊100円かなにかのセールのときにダウンロードしたのだが)。
いつ読んだのか?いずれも、iPadのiBooksで。電子書籍の方が、記録を取り忘れることが多い。読了のときの記録、FBなどに送るだけではなく、各自のやり方にあわせてやれるといいなあ。SNSといって、FBやTwだけでなく、ブログもそうに違いないのだから。
著者の作品にはまっていて、iBookのライブラリには、ほかに8冊の短編集も既に購入済みだ(といって、一冊100円かなにかのセールのときにダウンロードしたのだが)。
クライマーズ・ハイ (文春文庫) | |
横山秀夫 | |
文藝春秋 |
臨場 (光文社文庫) | |
横山秀夫 | |
光文社 |
ルパンの消息 (光文社文庫) | |
横山秀夫 | |
光文社 |
『日本の女帝の物語―あまりにも現代的な古代の六人の女帝達 (集英社新書 506B)』
橋本治、2009、『日本の女帝の物語―あまりにも現代的な古代の六人の女帝達 (集英社新書 506B)』、集英社
オランダ王室の戴冠式出席のために皇太子夫妻の出席がマスコミを賑わしたが、マスコミは最近、秋篠宮家に誕生した男子に安心したのか、さっぱり、女性天皇の話題を出さない。しかし、全く問題が解決していないことは明白である。昨今の右翼、いや、安倍政権もであるが、憲法問題を云々するが、皇室の後胤はまったく心もとないことを自覚しているのであろうか。守るべき「国体」が存亡の危機に瀕しているのに、憲法改正以外に、考えるべきことはあるであろうに。思考停止して、表面的に憲法改正に走ること、これこそ、彼らの本質が見えていると言えるだろう。もちろん、わたしは、ロイヤリストではない。
本書が記述する、飛鳥奈良の女帝の時代は、天皇家の近親婚を前提として、代理天皇としての女帝の選択であり、藤原家が外戚として登場することで、女帝の必然性が失われてしまう。そして、本書が扱わない江戸期の女帝がその後の短期の女帝の次代ではあるが、それは、外戚藤原家の衰退が女帝の必要を生んだのである。さて、現代はどうであろうか。古代婚姻制度や外戚制度を超えて、民間との婚姻を前提とした現代にあって、どのように天皇の配偶者(男性にせよ女性にせよ)を見いだすか、これは、天皇制主義者でなくても、多いに頭を悩ます問題に違いない。
ヨーロッパ王室は、王室相互の婚姻関係では血統の維持は不可能であることを自覚したのか、最近では国際結婚(といって、ヨーロッパ系同士の婚姻であるが)にまで踏み込み配偶者を捜してようやく、血脈の維持ができていると言う状況である。それに対して、女系天皇も考慮せず、近隣の王室との婚姻関係も考慮せず、あいかわらず「万世男子一系」を主張するおばかさんたちは、はっきり言って、自ら反ロイヤリストであることを認め、天皇制を維持しようとするのなら、根本的に考え方を改める必要があろう。まずは、直系男子ではなく、英王室と同様の長子制であろう。それは、当然女性天皇を生み出し、その配偶者選びを考えねばならない。孝謙天皇の道鏡のようなあわれな存在を見いださないためにも。
オランダ王室の戴冠式出席のために皇太子夫妻の出席がマスコミを賑わしたが、マスコミは最近、秋篠宮家に誕生した男子に安心したのか、さっぱり、女性天皇の話題を出さない。しかし、全く問題が解決していないことは明白である。昨今の右翼、いや、安倍政権もであるが、憲法問題を云々するが、皇室の後胤はまったく心もとないことを自覚しているのであろうか。守るべき「国体」が存亡の危機に瀕しているのに、憲法改正以外に、考えるべきことはあるであろうに。思考停止して、表面的に憲法改正に走ること、これこそ、彼らの本質が見えていると言えるだろう。もちろん、わたしは、ロイヤリストではない。
本書が記述する、飛鳥奈良の女帝の時代は、天皇家の近親婚を前提として、代理天皇としての女帝の選択であり、藤原家が外戚として登場することで、女帝の必然性が失われてしまう。そして、本書が扱わない江戸期の女帝がその後の短期の女帝の次代ではあるが、それは、外戚藤原家の衰退が女帝の必要を生んだのである。さて、現代はどうであろうか。古代婚姻制度や外戚制度を超えて、民間との婚姻を前提とした現代にあって、どのように天皇の配偶者(男性にせよ女性にせよ)を見いだすか、これは、天皇制主義者でなくても、多いに頭を悩ます問題に違いない。
ヨーロッパ王室は、王室相互の婚姻関係では血統の維持は不可能であることを自覚したのか、最近では国際結婚(といって、ヨーロッパ系同士の婚姻であるが)にまで踏み込み配偶者を捜してようやく、血脈の維持ができていると言う状況である。それに対して、女系天皇も考慮せず、近隣の王室との婚姻関係も考慮せず、あいかわらず「万世男子一系」を主張するおばかさんたちは、はっきり言って、自ら反ロイヤリストであることを認め、天皇制を維持しようとするのなら、根本的に考え方を改める必要があろう。まずは、直系男子ではなく、英王室と同様の長子制であろう。それは、当然女性天皇を生み出し、その配偶者選びを考えねばならない。孝謙天皇の道鏡のようなあわれな存在を見いださないためにも。
日本の女帝の物語―あまりにも現代的な古代の六人の女帝達 (集英社新書 506B) | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
『ラーメンと愛国 (講談社現代新書)』
速水健朗、2011、『ラーメンと愛国 (講談社現代新書)』、講談社
今朝の日経新聞に日清食品の創始者、安藤百福が作り出したインスタントラーメンのインパクトについて記されているが、本書は、百福のチキンラーメンが中国の麺類の伝統をひきつつも、まったく新たな日本の食文化を作り出した過程を社会学的にトレースする。
インスタントラーメンが世界を席巻し、そのコピー商品を世界に生み出しただけでなく、個人商店的なラーメン店の盛衰が実に日本の社会文化を写し取っていると言うのが著者の主張。町中や郊外にあふれるラーメン店、実に数多く、また、それぞれの味の主張は個性的である。どんどん差異化を進める日本文化の固有性の象徴ではある。かといって、ガラパゴス化することなく、世界食品に展開する可能性のあるのが、このラーメンと回転寿司であろうか。
今朝の日経新聞に日清食品の創始者、安藤百福が作り出したインスタントラーメンのインパクトについて記されているが、本書は、百福のチキンラーメンが中国の麺類の伝統をひきつつも、まったく新たな日本の食文化を作り出した過程を社会学的にトレースする。
インスタントラーメンが世界を席巻し、そのコピー商品を世界に生み出しただけでなく、個人商店的なラーメン店の盛衰が実に日本の社会文化を写し取っていると言うのが著者の主張。町中や郊外にあふれるラーメン店、実に数多く、また、それぞれの味の主張は個性的である。どんどん差異化を進める日本文化の固有性の象徴ではある。かといって、ガラパゴス化することなく、世界食品に展開する可能性のあるのが、このラーメンと回転寿司であろうか。
ラーメンと愛国 (講談社現代新書) | |
速水健朗 | |
講談社 |
セルバチコとトマトのサラダ、スモークサーモン
家内が友人の家のホームパーティに出かけると言うのを送っていって、その帰り、犬山城に行こうかと思ったら、どうしてどうし、渋滞でかなわず、かえってきた。
セルバチコとトマトのサラダ
モッツァレーラチースほか(オリーブ各種、トマト、バジル、ドライトマト、チーズ=パルメジャーノ・グリエール・エメンタール)
スモークサーモン(新タマネギスライス、ケーパ、ディル、フレッシュオリーブオイルとともに)
セルバチコとトマトのサラダ
モッツァレーラチースほか(オリーブ各種、トマト、バジル、ドライトマト、チーズ=パルメジャーノ・グリエール・エメンタール)
スモークサーモン(新タマネギスライス、ケーパ、ディル、フレッシュオリーブオイルとともに)
新ごぼうと牛肉、糸こんにゃくの煮物
いつも行っていた散髪屋が3月末で店を閉めてしまい。そのおすすめの散髪屋に行ってきた。
新ごぼうと牛肉、糸こんにゃくの煮物
壬生菜のおしたし
豆腐のみそ汁
冷や奴
納豆
新ごぼうと牛肉、糸こんにゃくの煮物
壬生菜のおしたし
豆腐のみそ汁
冷や奴
納豆
« 前ページ | 次ページ » |