前回に続いて小さな木枠の置時計を作りました。前回は木をノコギリで切って木枠を作りました。子供達が作った木枠をよく見ると、隙間があったり少しずれたりしていました。ノコギリをあまり使ったことがない子供達にしては上出来だと思いました。
今回はその木枠に透明塗料を吹き付けました。それが乾くと時刻を示す数字を書きました。字でなくても絵でもかまいません。可愛い小動物を描いた子もいました。
各自めいめいに木枠置時計を製作中
私が子供の頃、時計のムーブメントなどありませんでした。そのため、唯一作った時計は日時計でした。一時間ごとに日影の傾きを記録して線を引きました。つまり日陰の傾きで時刻が分かるのです。
当時の時計はゼンマイを使っていました。そのゼンマイの力をギアを通して時刻に変換するのです。往復運動するテンプの音が何故だか好きでした。それが機械が好きになった理由でした。何個もゼンマイ時計や柱時計を壊して怒られました。
塗料の乾きを待つ 時刻の文字を描く 時刻の代わりに小動物
時刻を書き終わると、いよいよ電池を入れました。電池の+-を間違えなければ秒針が動きます。ほとんどの子供の時計は動作を始めました。動かない子が一人いました。秒針と分針が当たったためです。秒針と分針を離すと動くようになりました。
思い出しましたが、私が二十歳の頃にデジタル時計が出回るようになりました。デジタル時計用ICと7セグメントLEDを購入してデジタル時計を作ったことがあります。今でも動作します。私の高校生時代の腕時計はリューズを巻くゼンマイ時計でした。今は太陽光の電波腕時計です。ゼンマイから電波への時計の進化を体現しました。
時間針、分針、そして秒針を取り付け 完成すると電池を入れる
10月の少年少女発明クラブがありました。今月は木工細工で小さな井型の小箱を作りました。その箱に時計のムーブメントを組み込んで時計にします。今回は板を加工して井型の小箱を作るまでです。しかしながら、小箱と言いながら板をノコギリで切ることは子供にとって難しいようです。そもそも家にノコギリがない家が多いこの世の中です。しかも保護者に木工の経験がないと子供が木工を体験する機会がありません。
最近、体験格差の問題が言われています。貧困格差もあるでしょうが、保護者の体験格差が子供の体験格差にも影響します。そう言う意味では少年少女発明クラブでの工作体験は子供にとって貴重だと思います。
木工を始める前に注意事項の説明
さて、木工を始める前にノコギリで切る筋を引きます。この時直角な線を引くための道具である差し金を使います。この道具を使えないと直線や直角線を引けません。私が見ていると、低学年生や今年初めて発明クラブに入った子は差し金の使い方が分からないようでした。そもそも直角の意味や、板に差し金を当てて直角線を引く理屈が分からないようです。
その点、何年も発明クラブにいる子供はすぐに正しい線を引いていました。子供達を見ていて体験のあるなしがよく分かります。
差し金で直角線を引く ノコギリで板を切る 切った板を磨く
板を切り終わると板がちゃんと切れたか確認します。ずれていると紙やすりなどで削って修正します。その後、時計のムーブメントの穴を開けます。板の中心に穴を開けるのですが、やはり中心の求め方にも経験が必要です。
次に釘で板を繋ぎます。金槌による釘打ちがうまくできない子供が多いです。ちゃんと真上から打てないので、どうしても釘が曲がってしまいます。何度も失敗してそのこつを掴んでもらえたらOKです。次回はラッカーを塗ってムーブメントをはめ込むなどして時計が完成します。
板の中心にドリルで穴を開ける 釘を打って板と板を繋ぐ
今回の放課後学習 成器塾「手芸と染め」コースでは、草木染めとして藍の叩き染めをしました。事前に藍畑に行って、新鮮な藍,インド藍,そしてヘナを採集して小学校に持って行きました。萎れないように藍は根ごと掘り上げてバケツに入れて持ち込みました。根を掘れないインド藍とヘナは、切った枝を濡らしたタオルで包んで持ち込みました。
いつものように挨拶をしてから成器塾「手芸と染め」コースが始まりました。染める前に、子供達に「絹擦れの音」を聞いてもらいました。今ではなかなか聞けないシルクが擦れる音です。次に、そのシルクをハンカチ大の大きさにハサミで切りました。そのシルクを順次、藍,インド藍,ヘナ,紫根,そして紅花の各色で染めるのです。子供達と指導者さんによる楽しい草木染めの始まりです。
楽しそうにシルクを草木染めしている、子供達及び指導者さん達
藍の叩き染めは基礎的な染物です。藍の葉を叩いて出た葉汁でシルクを直接染めるのです。最初、シルク上に藍葉をどのように配置するか考えます。最初、子供達は葉の配置デザインに悩んでいるようでした。ちなみに、藍は青色に,インド藍は紺色に,ヘナは茶色に染まります。去年は藍だけを使いましたが、今年は藍以外の葉を使って多色染めします。
なおシルクにした理由は、藍が動物性の布によく染まるからです。
シルクをハンカチ大に切る 切ったシルクを配る 藍の葉を慎重に選ぶ
藍などの葉をシルクの上に置くと、そのシルクをサランラップで包みました。そして、それを上下ひっくり返して板の上に載せました。サランラップ,藍,シルク,サランラップの層になります。サランラップの上から金槌で叩くと葉汁がシルクににじみます。次々に葉を叩いて、葉の形に葉汁がシルクににじんだらOKです。教室に金槌をトントン叩く音が響きました。大人も子供も楽しそうに叩いていました。次、各色に草木染めします。
デザインを考えて葉を配置 楽しそうに金槌でトントン叩く
子供達と工場見学で大晃機械工業(株)を訪れました。この会社の先代社長は田布施町栄誉町民に選ばれており、写真や功績が郷土館に飾られています。ちなみに去年は神和工業(株)を訪れました。
大晃機械工業には思い出があります。小学生の頃の事です。 平生町の親戚から帰る時、田布施川沿いを歩くか自転車に乗って帰っていました。時々夜中に帰ることがありました。そのような夜に北方面を見ると、数珠繋ぎのように点々と光る工場がありました。それは大晃機械工業の長屋のような工場から洩れる光でした。当時ポンプを製造する会社だと聞いていました。それほど私にはなじみのある夜の光景でした。
大晃機械工業(株)の方から、発祥や製造する製品などの説明を受ける
大晃機械工業(株)受付に集合した後に大部屋に移り会社説明を受けました。会社の発祥や製造している製品などについて聞きました。それが終わると、工場内を見学しました。主に船舶用ポンプの製造現場を見学しました。金属を切削加工する工場から、完成した製品を出荷する建屋までを見学しました。
今の子供達は物づくりの現場を見ることはめったにありません。私が子供の頃、近くに鉄工所がありました。小学校から帰る途中によく覗き込んでいました。そして、運がいいと〇や◇の形の鉄の破片をいただきました。子供ながら物づくりの現場を見たものです。
今回の工場見学、子供達にどう響いたでしょうか。私も勉強になりました。今回見学した子供達の中から大晃機械工業(株)に就職する子がいるでしょうか。
工場受付に子供達は集合 製造する製品を組み合わせる
今月と来月、小学校の放課後学習「成器塾」の「手芸と染物」コースでは草木染めをします。去年は藍染めだけでしたが、今年は藍染めに加えて紫根染めと紅花染めをします。今回は紫根染めをしました。この紫は古代において高貴な色とされていました。なお紫を育てたことがありますが栽培はとても難しいです。ゆえに貴重な色なのでしょう。
最初、子供達に白いガーゼハンカチを渡しました。そして、ビー玉,小石,ビーズ,そしておはじきなどを入れた小皿を渡しました。次に、小皿に入ったビー玉などを好きに選んでハンカチでくるんで糸で結びます。つまり紫根による絞り染めです。ハンカチを絞りながら指導員さんと子供達は楽しそうに談笑していました。
綺麗な紫色に染まったハンカチを取り出す
私は、子供達がハンカチを絞っている間に紫根の染め液を作りました。藍染めでは水を使いますが、紫根染めはアルコールを使います。前日無水アルコールに浸していた紫根に水を加えて染め液にしました。アルコール分が逃げないように蓋付きのガラス瓶に染め液を溜めました。
ビーズ等を次々に縛る 紫根染め液で染める 水で染め液を洗い流す
ハンカチの絞りが終わった後、そのハンカチを紫根の染め液に浸しました。染まるまでの間、来月染めるハンカチを同じようにビーズ玉などを入れて絞りました。40分位経つとハンカチは綺麗な紫に染まりました。※今回はできませんでしたが染め液を暖めるとより濃く染まります。
ハンカチを瓶から取り出して水で染め液を洗い流しました。そして、紙タオルやドライヤーで水けを取りました。最後、アイロンでしわを伸ばして紫根染めの完成です。ハンカチは綺麗な模様が付いた紫色に染まりました。来月初めは叩き染めです。藍、インド藍、ヘナの葉を使ってハンカチを染めます。
リッパーを使って糸を外す アイロンを押し当ててしわを伸ばす
2学期最初の小学校放課後学習「成器塾」がありました。今月からは藍染めなどの染物体験を子供達にしてもらいます。その準備として、無地の白いハンカチを子供達に渡しました。そして、大小のビー玉,小石,そしてビーズなどをハンカチの布で囲ってタコ糸で結び付けました。
次回はそのハンカチを紅花で染めようと思います。最初に紅花の黄色成分で染め、直後に紅花の朱色成分で染めようと思います。2枚のハンカチをそれぞれの色で染めます。来月は叩き初めと藍染めをしようと計画しています。
作業しながら楽し気に談笑する子供達と指導員さん
前回の刺し子を仕上げる子供もいました。刺し子はすぐに終わる予定でしたが、手回しミシンの調子が悪く遅れました。布を前に押し出さずに上糸が切れるのです。糸を張り直してなんとか刺し子のコースターが完成しました。このミシンは骨董品でもあるので、もう引退させた方が良いかも知れません。私のお気に入りのミシンだったのですが。
絞り染めの準備 刺し子の仕上げ 手回しミシンでコースタに
8月31日、毎年夏恒例の少年少女発明クラブのチャレンジ創造コンテスト田布施大会がありました。5年前はこの田布施大会に6チーム参加したことがありました。コロナ以降はチーム数が減って、今年は2チームの参加でした。男の子チーム二人、女の子チーム三人の元気な子供達です。
男の子チームのカラクリはお祭りの太鼓をイメージしたものです。台車を動かすと太鼓が鳴ったりします。女の子チームは田布施名産のイチジクをイメージしたものです。イチジクを収穫したり、サギが舞ったりします。搬送車から収穫車が降車します。そして、イチジクの収穫が終わると再び搬送車に戻ります。
チャレンジ創造コンテスト田布施大会に参加した2チームの元気な子供達
台風10号襲来のため大会前の練習があまりできませんでした。そのため、早朝の8時頃に子供達は集まって練習です。台車の動作を確認したりデモンストレーションの確認をしていました。チームのPRを喋る練習もしていました。
コンテストが近づくと、台車が規格に合っているか検査がありました。縦50cm 横30cm 高さ50cmの規格に入っていなければ減点となります。2チームとも合格で減点無しでした。
台車動作確認とデモ練習 チームのPRを練習 台車の規格検査
いよいよコンテスト開始です。最初に開会式があり私は会長挨拶をしました。その後、制限時間,減点項目,そして試合方法などの説明がありました。私は減点項目などの採点を担当しました。コンテストの結果、女の子チームが1位でした。男の子チームとは僅差でした。
閉会式で子供達に1位2位の表彰状を渡しました。1位チームが山口県代表候補として推薦されます。さて、今年は去年のように山口県代表として全国大会に出場できるでしょうか。
コンテストの前に開会式 コンテスト開始、最初男の子チーム
8月末日にチャレンジ創造コンテストの田布施大会があります。そのための作品作りを支援をしています。ところが、台風10号が来るため作品作りの日程が減りました。そして、今回が最後の支援となりました。3~5年生の女子チームは田布施町の名産であるイチジクを主体にした作品を作っています。しかし、モーターやギアを使うカラクリを考えることが苦手のようです。そのため私がこのチームを少し支援しています。
作品のための装飾を作っているイチジクチーム
大まかなカラクリを私が支援して形作り、その装飾やPR説明を子供達が考えました。残り30分、三人で大会のための練習をしました。二人がそれぞれ二台のカラクリ台車を動かし、一人がそのPR説明をします。私から見てまだまだ未熟でハラハラします。まずはカラクリ台車をちゃんと動かせるか心配でなりません。
男の子チームの太鼓 女の子チームの台車 本番に備え大会の練習
8月末に行われる田布施大会のための工作を進めています。その工作で困っているのは、当の子供達が学校や地域の行事で工作になかなか集まれないことです。一応三人で一チームなのですが、一人でも来てくれればと気をもんでいます。
一番心配しているのは指導員さんです。指導員さんには仕事などの合間をみて工作の指導をしていただいています。ところが肝心の子供が来ないと指導する気持ちをそがれてしまいます。毎年の事ですが、この8月が最も工作が忙しい時期です。来年はもう少し子供達や指導員さんの忙しさに合わせて、工作に関わる企画を考え直した方がいいかも知れません。
集まった子供達と工作の仕上げに奔走
チャレンジ創造コンテストは短期間に工作を仕上げなければならず大変です。エアコンが無く扇風機だけの教室は汗だくです。タオルで汗をぬぐいながら時々水分を補給しています。あまりに暑いと良いアイデアが出ないうえに気力も出ません。それでももくもくと工作の指導をしています。子供がどうしてもできない仕組みやカラクリを主に考えます。この忙しさも8月までです。毎年のお祭りのようなものです。
うまく動かないカラクリ カラクリの手段を変更・工夫
去年のチャレンジ創造コンテストは1チームだけでしたが、今年2チームがチャレンジします。それぞれ作品作りに入りましたが、1チームの子供3人は完成前の完成図を描いていました。ただ絵だけでは動かないので、どうやって動かすのかが一番の問題です。往復運動や回転運動などの実現方法を一緒に考えたりしました。
もう1チームはまだ具体的なデザインが描かれておらず、どう動かすのかまだ決めていないようでした。8/末の田布施大会まであと3週間しか製作時間がありません。毎年のことですが指導も熱を帯びます。
2チームに分かれてチャレンジ創造コンテスト作品を製作
ところで、チャレンジ創造コンテスト作品も作るクラブ員はアイデア作品も作るので大変です。特にチャレンジ創造コンテストは8/末までに作品を完成させて、さらに大会に出場するためのPRや動きなどの練習をしなければなりません。
指導員はアイデア工作とチャレンジ創造コンテストの両方の面倒を見なければならず大変です。さて夏休みが終わるまで完成するでしょうか。
昆虫観察BOXの製作 もう少しで完成? チャレンジ工作製作
夏休みが始まって最初の田布施町少年少女発明クラブでした。4月から始めているアイデア工作の続きに加えてチャレンジコンテストがいよいよ始まりました。チャレンジコンテストに参加するのは2チームです。チャレンジコンテストに挑戦する子供達は早めにアイデア工作を済ませます。そして、長い夏休み期間を通じてテーマに沿ったチャレンジなカラクリ工作を作ります。
ところで発明協会からチャレンジコンテストに使うモーターなどの部品が送られてきています。最低限その部品を使ってカラクリ工作を作らなければなりません。その部品とはモーター2個,タイヤ2対,リモコン装置,モーターを取り付ける基板などです。なお作品の大きさには制限があります。
チャレンジコンテストに参加する子は早めにアイデア工作を済ませる
チャレンジコンテストの工作に入れるよう少しばかり応援しました。蝶番を探して穴を開ける支援、段ボールに丸い穴を効率よく開ける支援、アイデアに困っている子供には解決策を数個を提示したりなどです。8月上旬に帰省するため、その期間はそれほど子供達を応援できません。その代わり、8月中旬から下旬にかけて毎日のように工作室に出かける必要がありそうです。毎年のことですが、暑い真夏の工作支援が始まりました。
虫を飼う装置に蝶番 小動物の観察装置 大きな段ボール工作
7月最後の田布施町少年少女発明クラブの活動がありました。最初一時間程度、クラブ員の子供達全員を理科室に集めました。そして、チャレンジコンテストの案内と去年参加した全国大会のビデオを見ました。これから8月末の地区大会までの間、主に夏休み期間を利用して作品作りをします。
今のところ1チーム(メンバー3人)が参加を表明していますが、あと2~3チームできるのではないかと思います。参加を表明した1チームにいろいろ聞いてみました。チーム名,どんなカラクリを作るか,メンバーの役割分担など悩んでいるようです。
8月始めに一週間ほど東京に帰省しようと思っています。その間、息子夫婦の家に寄ったり東北の山に登る予定です。その後田布施に帰ったら、全面的に工作指導したり田布施地区大会の運営をしようと思います。毎年の事ですが、子供達と暑い夏の日々が始まります。
アイデア工作をもくもくと作っている子供達
アイデア工作の進捗状況を子供達にインタビューしたりして聞きました。今年は木工作品が多いようで、糸鋸で曲線を切り抜いたり、ノコギリで板を切る子が多かったです。小学生なので工作経験や工具の経験がまだたまだ少ないせいか、完成するまでの手順や道筋が見えていない子が多いようです。
賞を取るための工作ではなく、自分の経験値を上げるための作品作りだと思っています。最近ニュースで経験値の貧困の話題が出ます。このクラブにいる子供達は貴重な経験をしていると思います。子供達の未来が明るいものになればと思います。
板をノコギリで切る 絵具で色を塗る 糸鋸で穴を切り抜く
先日二度目の放課後学習成器塾がありました。日が照っているため野外での活動は中止とのこと。体育館でのバトミントンは、日が照らないとは言え暑かったはずです。私のクラスはエアコンが無い教室で活動しました。しかし、三階にある教室なので窓を全開にするといい風が吹き込んできました。
私が子供の頃は「黒んぼ大賞」と呼ばれる表彰がありました。そのため、夏には積極的に野外で遊んだものでした。今のような酷暑ではない時代でした。今の子供は外で思いきり遊べないので少々可哀そうにも思います。さて、今回は刺し子のコースター製作です。二人の児童がコースターを完成しました。
指導員の方々と談笑しながら、刺し子のコースターを製作
刺し子が完成すると布の四隅を折りたたみます。それを手回しミシンで縫ってコースターの完成となります。アイロンやミシンが初めての児童がいたので丁寧に教えました。なお、つまみとなる細片を取り付けて縫いました。コースターを洗って乾燥する時などに役立つと思います。
今回完成できなかった子も次回完成する予定です。全員が完成すると、次に藍染め体験をしようと思います。最初に藍の葉を叩いて染める叩き染めを計画しています。タデ藍と、より濃く染まるインド藍を使います。先日苗を植え付けたインド藍はぐんぐん生育中です。猛暑に強いため、この夏の間に高さ2m位には成長すると思います。去年できなかった紅花染めもしようと思っています。
初めて使うアイロン アイロンで四隅を固定 初めての手回しミシン
田布施町少年少女発明クラブ、開講式から3ヶ月経って工作が進んでいます。3~6年生の子供達は各小学校混在で四つの班に分かれています。その班ごとに指導員が付いて工作の指導をしています。私は指導員の手が足りない班を応援しました。
今回は三班の小学生三年生の支援をしました。たまたま成器塾で使っている裁縫道具とミシンを車に置いていました。それを使って人形らしきものを作る支援をしました。低学年生は、自分が作りたいものをうまく絵にできなかったり、伝えることが難しいようです。そのため、いろいろ声をかけながら作りたいものを引き出しました。その過程で裁縫道具が役に立ちました。
各自もくもくと工作をしている子供達
9:30に発明クラブが始まってすぐ、作っている途中の作品を保管箱に入れるなどしました。そして、その箱に自分の名前を入れました。その後、自分の席に着いて工作を続けました。電動工具を使う子供は、指導員監視の元で注意深くその工具を使いました。なお、髪が長い子は工具に巻き付くリスクがあります。その子は髪の毛を後ろに束ねてもらいました。
それらの徹底注意のためか、田布施町少年少女発明クラブが始まって以来30年事故はありません。とは言え、半田鏝による軽いやけど、ノコギリによる浅い傷、あるいは金槌で自分の指を打つことは時々ありますが。
作品や箱類の整理 電動ドリル使用の指導 もくもくと作品を作る
来月からチャレンジコンテスト工作が始まります。今回三人の子供から1チームを作る申し込みがありました。次回までに、もう2チームの希望があると思います。この夏休みはこのコンテスト作品を作ることで盛り上がると思います。
田布施大会で1位に選ばれたチームは、去年のように今年も山口県代表になるでしょうか。柳井市や山口市など他市の強豪チームも良い作品を出してきそうです。今年は激戦になると思います。上位になれるよう指導員も大変です。
板を加工して何を作るのかな? 終了時間になると作品を箱に収納
今年度も小学校の放課後学習 成器塾が始まりました。去年までは「手芸と調理」を教えていました。しかし、今年は調理を外しました。そのためか希望者が少なく3人となりました。指導員よりも少ない子供達です。今回は指導員4人に子供3人の実質1対1で教えることになりました。
今回は手芸の基礎となる裁縫をしてもらいました。子供向けの刺し子です。あらかじめデザインが布に描かれています。そのデザインに沿って運針するだけです。糸の色などは子供が選びます。指導員と談笑しながら楽しい時間が過ぎて行きました。
楽しく刺し子をする子供達と指導する大人達
14:30に運動場で成器塾の開講式がありました。それが終わると、教えるテーマ(手芸,演劇,絵手紙など)ごとに子供達は教室に分かれていきました。「手芸と藍染め」は三階の家庭科室です。今年作る手芸サンプルを見せたり、ミシンなどの小道具を子供達に見せました。子供も大人も、この一年楽しい活動ができればと思います。
下校時に成器塾開講式 今年作るサンプルと小道具 刺し子作りの開始