東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

メダカ救助とコシヒカリの脱穀

2006年11月05日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白
 午後から仕事のため、午前中に田んぼに行って農作業しました。このところ稲刈りや脱穀が遅れているため、のんびりと休んでいられません。最初はため池の田んぼに行きましたが、まだ水は抜けていませんでした。このままではいつまでも稲刈りや脱穀はできません。そのうちスズメに稲を全部食べられしまって収穫はゼロになってしまいます。クワとスコップを持ってため池に行って、少しでも水が抜けるように田んぼ周りに水が通る溝を掘りました。
 溝を掘っていると、田んぼの水溜りにメダカが群れで泳いでいるのを発見しました。メダカのためには水を抜かないほうがいいのですが、お米を収穫するためには水を抜かなければなりません。水が流れる溝の方にメダカを誘導して救助しようとしますが、どうしても田んぼに戻ってしまいます・・・やれやれ。メダカが溝に逃げやすいように、田んぼの水溜りと溝の間に水路を掘ってから小屋の田んぼに行きました。
 小屋の田んぼでは、先日恵泉女学園生が稲刈りして干した稲であるコシヒカリを脱穀しました。農機具を始動していると手助けが一人来たので、一緒に脱穀作業をしました。ところが気温が低くくいつも使っている発動機が動かないため、予備の発動機を動かして脱穀作業を開始しました。

     いつもの発動機(左)が動かないため予備の発動機(右)を動かす


 脱穀作業そのものは順調に進みました。このところ天気が良いので適度に稲が乾燥していたため綺麗に籾がはずれます。一時間ほどで脱穀作業は終わりました。

       稲がほどよく乾燥していたため脱穀作業は順調


 時々ワラ屑が脱穀機の中に溜まると脱穀の効率が落ちます。そのような時は脱穀機右に付いているレバーを引いてゴミを後ろに飛ばします。するとまた脱穀が順調にできるようになります。

       脱穀機についているレバーをひいてワラ屑を飛ばす


 脱穀が順調に進むたびに米袋には籾が溜まっていきます。この籾を見るとやっと収穫した気分を味わうことができます。脱穀した籾は再来週には精米します。そこで初めて籾は玄米になり食べることができるようになります。

           米袋に溜まる脱穀された籾


 脱穀作業が終わるともうお昼です。田んぼを見下ろ土手に座って食事をとり家に帰りました。軽く睡眠を取ってから深夜勤務に入ります。
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