東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

乾燥稲倒壊と古代米(赤米)の稲刈り

2006年11月08日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 昨日のバイクツーリング中は快晴でしたが、昨日以上に今日は最高の秋晴れでした。11月のためやや肌寒くはありましたが、心地よい風が吹いてきました。しかし、田んぼに行ってみてガッカリしました。昨日の大風で、竹竿のはさに掛けて干していた稲が全部倒壊していました。倒れたままにしておくと、稲は地面の水分を含んで品質が落ちてしまいます。

             風で倒壊していた竹竿のはさと稲束、がっかり!

 倒壊したはさや稲束を復旧すると稲刈りをしました。これまで稲刈りしたのは普通のうるち米やもち米ですが、今日は古代米(赤米)の稲刈りです。この米は野生に近いためとても稲の背丈が高くしかも米がこぼれやすい特徴があります。
 このため風に弱くすぐに倒れてしまいまいます。コシヒカリも風に弱いのですが、この古代米はさらに弱く倒れやすい品種です。ほとんどはべったりと地面に倒れていました。カマで稲を起こすようにしながらの稲刈りは、とても時間がかかります。そして、米がこぼれやすいため、雑な刈り取りができません。注意深く稲刈りをしました。

      べったり倒れた古代米を、起こすようにしながら慎重に刈り取り


 この古代米はとても背が高いため、竹竿のはさを高くしなければ干した稲の穂が地面に届いてしまいます。私の身長162cmと比べてその長さが分かると思います。この背丈が高い特徴(120cm前後)は、「足踏み縄ない機」で縄をなう時に重宝します。また、正月用のしめ縄を編むときにも重宝します。

      古代米を竹竿のはさに掛けて乾燥、この稲の高い背丈


 午後から用事があるため、稲刈りは2時間ほどで終了させました。稲刈りが済んでいない田んぼがまだありますが、時間はかかっても11月中には終わらせる予定です。

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