東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

寒空の中、大学生からインタビュー

2009年11月25日 | 農業体験

 一昨日の22日、明治大学大学院理工学研究科で都市計画を研究しているS氏のインタビューがありました。主に、ユギ・ファーマーズクラブでの学校農園の活動についてです。このインタビューのきっかけは、毎年続けている別所小学校5年生のお米作り体験です。その小学校の副校長からの紹介でした。

            Y氏と明治大学大学院生のS氏


 私もインタビューについて答えましたが、一番良く知っているY氏にも来てもらってインタビューを受けました。S氏は学校農園について調査をしているとのことでした。学校農園はほとんどが農家のボランティアで成り立っていることが多く、その農家の方の意欲が無くなったり,後継者難,農地の相続などの問題で学校農園が継続できないことがままあるとのことでした。過去30年にさかのぼっていろいろとお話をしました。S氏は来年から横浜市で同様な問題に関わる仕事をするとのこと。ぜひ、より良い住民の生活,後世に残すべき自然や農住環境を作って欲しいと思います。

        インタビュー後、S氏と歩いた田んぼのある里山環境


 S氏の研究内容とインタビュー内容(メールから抜粋):
 私は大学院の修士研究で東京都内の公立小学校にて行われている学校農園
(授業で子どもたちが近隣の農地にて栽培体験をするもの)について調べております。9月に学校宛てに学校農園の実施についてアンケートを行い、別所小学校から回答をいただき、指導にあたっているのがユギ・ファーマーズ・クラブさんであるとお伺いしました。
 研究としては、農地の利用という点と学校農園の継続性に着目しております。実際のところ、学校農園は長続きしないという例も多く、指導者(多くが農家)のボランティア精神で成り立っているという側面もあります。
 この研究を通じて、学校農園をもっと活発に、継続的にやっていくためにはどのような要素が必要かを明らかにし、各方面に提案していきたいと考えています。そこで、指導者にとってのメリットや問題点、望ましい支援体制などについて実際にお話を伺いたいと思っています。

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