高松八幡宮で健康ウォーキングクラブの安全祈願が執り行われた後、しばらく境内を散策してから溜池記念碑に向かいました。記念碑と言うと、由来などの文字が書いてあるだけの石碑が多いものです。しかし、この溜池記念碑は花崗岩のような硬い石を使っておらず、セメントを使って作られています。しかも、台座の上に二人の働く立体像が置かれています。とても珍しい記念碑です。
奈良の大岩、しばらく立ったままで休憩
溜池記念碑から10m位離れた場所に二ッ池遺跡碑があります。弥生時代の遺跡が発見された場所です。麻郷の北から西にかけてたくさんの弥生時代の遺跡が発見されています。今から二千年位前、麻郷にはたくさんの弥生人が住んでいたようです。つまり、古代の麻郷北西部は住みやすい環境だったのでしよう。当時、「麻郷」や「田布施」を何と呼んでいたのでしょう?そもそも当時の日本語はどんな発音をしていたのでしょうか。
溜池記念碑に向かう 溜池記念碑を見学 二ッ池遺跡碑
二ッ池遺跡碑の見学が終わると、ひたすら歩きました。奈良地区から竹重地区に抜ける途中、暗い山の竹林を通りました。しかし、たくさんの倒れた竹が道をふさいでいました。その倒れた竹を乗り越えるか、くぐって進みました。近年山を世話する人が激減したのか、竹や木が生い茂って歩けなくなった道が多くなりました。
奈良地区をどんどん歩く 奈良の山深い竹林道には難渋
倒れた竹を避けるように山道を進んでいると、ぽっかりと広い道に出ました。その道の狭い脇道に入ってしばらく進むと、開けた場所に出ました。さらに進むと奈良の大岩が見えてきました。久しぶりに来た奈良の大岩です。この大岩、数年前に観光地にしようとしました。しかし、駐車場などのインフラが不十分だったため、地元の方と観光客の軋轢が少なくありませんでした。そのため、観光としての看板をすべて撤去したいきさつがあります。観光開発の難しい問題です。
倒れた竹をまたぐ 延々と竹林道を進む 奈良の大岩に到着