東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

越冬したサトウキビの茎を植え付け

2021年05月07日 | 麦,穀類,雑穀

 越冬したサトウキビの茎を畑に植え付けました。去年は越冬の方法が良かったのかほぼ100%越冬しました。ところが、今年は一転して越冬率が下がり50%でした。何が悪かったのか反省しきりです。やはり、一番の原因は温度管理が悪かったことでしょう。天気の良い日に窓際に置いたままにしたことが悪かったかも知れません。窓際は昼間は暖かいのですが、夜とぐんと冷えます。やはり、昼間は日差しがあたって暖かい窓際に、夜は冷えるためこたつがある暖かい室内にと、夜昼交互に場所を変えておけば良かったです。サトウキビの越冬は手間がかかるのです。

       越冬したサトウキビの茎を、畑に等間隔で植え付け


 砂糖を自給する方法を数年前からいろいろ試行しています。今まで三つの方法を試みています。一番成功しているのは砂糖モロコシを絞って砂糖を得る方法です。砂糖モロコシは良く育つため、絞って煮詰めるだけ糖分が得られます。欠点はシロップ状であることです。二番目にサトウキビです。茎をつぶすように絞って煮詰めると黒砂糖が得られます。ただ、サトウキビはこの山口県では育ちが悪く、越冬が容易ではないことです。三番目に砂糖大根です。種を蒔いて育てることができるのですが、芋が大きくなりません。また、種ができないのです。常に種を買わなければなりません。

   二月上旬の茎     ✖は越冬失敗の茎    小さな芽が出ている茎
  

 今年は、越冬したサトウキビの茎が少なかったため、畑に2mの間隔を空けて植え付けました。どの程度、芽が出るか今のところ分かりません。今年は、茎を絞って汁を取ることを止めようと思います。今年は。越冬させる茎をたくさん確保しようと思います。たくさん越冬させて、来年こそ黒砂糖をたくさん作ることができたらと考えています。
 サトウキビ以上に越冬が難しいのは、髪の染料に使うヘナです。今年は4鉢越冬しました。暖かくなったので小さな葉が出ていますが、どの鉢も元気がなさそうに見えます。熱帯で育つ樹なので種を得ることができません。挿し木で増やすしかありません。

   植える畝に巻き尺を張る        2m間隔に茎を植え付け
 

コメント
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