東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

早川電気製の古いトランジスタラジオBM-350の修理(2/x)

2021年09月18日 | 古ラジオ修理工房

 このところの雨で農作業がまったくできません。そんな時は、壊れたラジオを修理するに限ります。今回は、筐体がバラバラに割れたラジオを修理することにしました。ラジオの修理と言うと、電子部品を交換したり電圧を調整したりする電子的な修理のイメージがあります。しかし、ハードの故障がけっこう多いものです。そのハードの修理をしました。具体的には筐体や電池Boxの割れを直しました。割れた箇所に接着剤を塗布した後、圧着して固定するだけです。ですが、複雑な割れは指が届かないなど大変です。

         最初、端子が外れた電池Boxの割れを直す

 最初に単一電池を六個搭載できる電池B0xの割れを修復しました。電池が六個ですので、このトランジスタラジオは9V(ボルト)で動作することが分かります。交流100Vで動作させる時は、ラジオ内部にあるトランスで9Vに変換して、最終的に直流9Vにしているのでしょう。面白いことに、この電池Boxはイヤホンジャックのような端子で本体と繋がっていました。そのため、そのジャックを取り外して電池Boxだけで掃除や割れの修復ができます。便利な構造です。

   醜く割れた箇所     マイナス端子箇所    筐体の割れも修復
  

 軽く雑巾で拭くと、割れた面に瞬間接着剤を塗りました。そして、割れた面と面を強く押し付けました。根着性の瞬間接着剤のためすぐには接着しません。固定具を使って固定しました。そのまま一日放置すると、硬く接着していました。ただ、いくら接着しても経験上割れる前より弱くなっています。電池を長時間挿入しておくことは避けた方がよいでしょう。

    粘着性瞬間接着剤を塗布      割れた面を手で強く押し付け
 

コメント
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