東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

四苦八苦! 手紡ぎ毛糸を使った織り

2021年09月19日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 この春、田布施農工高校で飼われている羊の原毛を手に入れました。そして、洗浄などを経て手紡ぎし、さらに草木染めした毛糸で布を織っています。しかし、四苦八苦しています。一番困っているのは、経糸が頻繁に切れることです。次に、織った布がだんだんすぼまってくることです。今年は試作品で、来年にかける方がいいのではと思うこともあります。ですが、せっかく織り始めたので最後まで織ってみようと思います。仕事や農作業の合間に織るので遅々として進みません。それでも数mmずつ織り進んでいるので、いつかは完成するはすです。気の長い話です。

       二色の横糸の交差点、経糸が切れないように優しく


 私はシャトルを多く持っていません。そのため。ある色の横糸を織り終わると、その横糸をシャトルから外します。そして、空いたシャトルに次に織る色の横糸を巻き付けます。色を変えるたびにその繰り返しです。ところで、経糸が単糸のため相変わらずよく切れます。その対策の一つとして、綜絖を上下するたびに櫛で櫛けずることを思いつきました。絡みついた経糸が櫛によって離れるからだと思います。そのため、切れることは少なくなりました。それでも、今回もまた経糸が一本切れてしまいその修復にてこずりました。

 黄色の毛糸を巻きつけ    経糸を櫛けずる    今日も経糸が切れる
  

 織るにあたって、経糸が交互に綺麗に交差することが必須です。しかし、隣同士の経糸が絡みついてしまうことが非常に多いです。その絡みつきのために、経糸が伸びたリ、切れたり、綺麗に交差しなかつたりします。それを補正したり手直しするので、なかなか布が出来上がりません。この様子だと、10月中旬にずれ込むかも知れません。忍耐力が試される織りです。やれやれ!

  横糸が等間隔に並ぶことを確認       時々緩めて前後を確認
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする