東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

柳井市 柳東地区の史跡巡りウォーキング(4/4)

2024年10月02日 | 歴史探訪他ウォーキング

 荒神山を降りると正行院に向かいました。院と寺の違いをよく知らないのですが、院は仏教を学んだり修行する場所のようです。寺は仏教を広める場所のようです。そのため院で学んだご住職がお寺を創建して教えを広めるのでしょう。田布施の龍泉寺の発祥は光市の渓月院で、龍泉寺が元になり曹洞宗のお寺が田布施に広まったようです。
 今回訪れた正行院が発祥のお寺が多くあるに違いありません。コンクリート製の近代的な本堂です。忙しそうでしたので挨拶だけにしました。白い本堂に青く晴れた空が映えていました。

          ウォーキングの途中にお参りした代田八幡宮


 正行院の門を出ると祇園社跡に行きました。正行院から祇園社跡に行きましたが、雑木が生えていてとても歩けない山道を進みました。崩れた小屋や倒れた石塔がありました。その昔はお社があったに違いありません。絶えてから何年も経って見事に自然に同化していました。どこからともなく蚊の大群が襲ってきました。落葉が積もる石の階段をおりました。降りた場所に立派な鳥居がありました。この鳥居だけがかつて祇園社があったことを伝えています。

  ご挨拶した正行院    自然に帰った祇園社跡     火伏地蔵尊
  

 鳥居には明治三十年代の日付が掘られていました。かつては賑やかだったのでしょう。正式な石階段とお年寄りが登れる緩い石階段がありました。蚊を振り払うようにして祇園社跡から立ち去りました。続いて火伏地蔵尊に立ち寄りました。今の時代らしくLEDロウソクが燈っていました。また花が活けてありました。この地蔵さんは今でも地元の方々に愛されているようでした。

   代田八幡宮傍の宮本大師堂       國木田独歩の三角餅藤坂屋跡
 

 続いて宮本大師堂に行きました。この付近は宮本と名のつく地区です。この大師堂がこの地区全体を取りまとめるお堂のようです。今はお参りする方も少ないようですが、江戸時代にお寺の説教師が来て教えを説いた場所なのではないかと思います。
 次に代田八幡宮に行きました。ここまで来ると少し疲れで出てきたため、本殿にお参りした後に水分補給兼休憩を取りました。休憩が終わると、最後の史跡である國木田独歩の小説に出て来る三角餅の藤坂屋跡に寄りました。三角餅以外の多角経営に失敗したため倒産したそうです。藤坂屋跡を過ぎるとスタート地点に戻りました。参加された方々お疲れ様でした。

       柳井東方面の史跡巡りをしたウォーキングルート


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 籠作りのための折りたたみ木... | トップ | 骨董品級の古いアイロン台を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

歴史探訪他ウォーキング」カテゴリの最新記事