東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

わら細工民具「ほぼろ」製作講習会のための準備(2/5)

2022年04月07日 | イベント,行事

 ほぼろを作るための治具である「馬」を作っています。去年、ほぼろを作った時の経験を生かして簡単に組み立てできるように、さらに折りたたみできるように工夫しました。馬は四本の脚を広げているため運搬時に不便です。特に車に出し入れする時に脚が引っかかるのです。そのため、今回は足の根元が折りたたみできるようにしました。これで、郷土館以外にも容易に運搬できるようになりました。今後、ほぼろを公民館など外部で講習会を開く時に役に立つと思います。まだまだ工夫の余地があるため、今後追加製作する時はより小さく畳めるように工夫しようと思います。

        車に載せやすいように、折りたたみ可能な「馬」


 今回追加製作した馬は5個です。これまで作った馬と合わせると11個になります。なお、伝統的な古い馬が2個あるため合計13個の馬があります。この5月連休中の講習会に8人募集しますので、数的には十分です。教える私の分を除くと、最大12人を教えることができます。ベテランは一日に一つのほぼろを作ることができますが、初めての方は少し厳しいです。早くできるための工夫もしようと思います。

 馬の背中を固定する板    脚を固定する板    馬の脚を製作完了
  

 馬を構成する板はすべて木工ボンドと木ネジで固定しました。木工ボンドでは強い力が加わると外れるリスクがあります。そのため、木ネジでさらに強く固定しました。板自体が割れない限り傷むことはありません。これで馬が完成しました。次に、編むために必要な駒を追加製作しようと思います。

    背を固定する板の取り付け      ネジを回して背を固定
 


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