お粗末ながら暖竹を使った籠の試作品が完成しました。暖竹の性質がまだよく分からないため、試行錯誤しながらの試作でした。試作して分かったことは次の三つです。
①暖竹は冬に伐採すると良い
春から秋にかけての茎は柔らかく、ヒゴにすると折れやすくもろいです。
②ヒゴにした暖竹は折れやすいため、叩くか煮るかの前作業が必要
まだ煮ることはしていませんが、煮ると養分が無くなりかびにくくなると思います。
また、叩くと柔らかく曲げやすくなります。
③竹細工や笹細工の技術が必要
茎を裂いたり表皮を剥ぐ技術は、竹細工や笹細工と同じです。
お粗末ながらなんとか出来上がった籠の試作品
今回は底から立ち上げて、最後縁回りを仕上げました。採集したばかりの暖竹の表皮を縁にぐるりと回しました。そして、縁をヒゴでぐるぐる回しました。このようにして籠の縁を固定しました。ただ、ヒゴが折れやすくちゃんと回せませんでした。表皮をより薄くして、しかもより柔らかくなるようにする前加工の必要性を感じました。
籠の縁にヒゴを一周 一周したヒゴを固定 ぐるぐる回しながら固定
9月になったのですがクラフト小屋内は暑くてたまりません。ちなみに室温31°Cでした。扇風機を回しながら作業しました。蚊が多いので蚊取り線香も焚いたため、その煙に中での作業です。でも何とか試作できたので、今度は冬に収穫した暖竹で籠を作りたいと思っています。
室温31°Cのクラフト小屋で籠を編む 試作した籠を底から眺める
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