雑穀の一つである食用ヒエを収穫しました。脱穀しても丼一杯程度の微量な収穫量です。来年用の種を保存した残りを調理すると、2口程度は食べることができそうです。
伝統的な食用ヒエの加工方法はいたって単純です。脱穀後に唐箕でゴミを取ります。食用ヒエは殻がとても離れにくいので、お米の籾摺機は使えません。そこで、粒のまま石臼で荒く曳きます。すると、粒が割れると同時に殻が外れます。この割れた食用ヒエ粒と殻を唐箕を使って分離します。すると、食べる部分の粒だけを得ることができます。この方法とは別に、黒蒸し法と呼ばれる作業工程が多い方法もあります。
今回収穫した食用ヒエの穂、今年は穂の形が良い
石臼を通した食用ヒエ粒には糠が少し付いています。その昔、糠が付いたまま蒸すか煮てこの食用ヒエの粒を食べていました。お米と比べてパサパサしていて、とても美味しい食べ物ではありませんでした。しかし、飢饉などの時には貴重な食べ物でした。まずいなどと言ってられません。少しばかり塩を入れると美味しく感じたそうです。
お米を作ることができない寒い地域で食用ヒエは栽培されてきました。しかし今、食用ヒエは食べられなくなりました。飽食の時代には姿を消すしかない食料です。私は、この食用ヒエをいつまで栽培し続けてよいのか迷っています。
食用ヒエの畑 食用ヒエは基本的に穂刈り
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