東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

和綿を手摘み収穫、風で地面に落ちた綿

2019年10月24日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 和綿の収穫が大忙しです。収穫しないでいると、その間にたくさんの和綿が風に飛んで地面に落ちてしまいます。落ちた和綿をよく見ると、ふわふわで比較的品質が良い綿ばかりです。収穫するには最適の綿です。しかし、注意しないと土埃が付いていたり、雑草のクズが付いていたりいます。そんな汚れた綿は泣く泣く捨てました。今回収穫した綿は和綿と茶色綿です。どう言う訳か、一番多く栽培している洋綿(バルバゼンセ)は収穫のピークがまだ来ていません。

      ぶら下がったふわふわの和綿を、掴み取るようにして収穫


 去年は、がくに付いたまま綿を収穫しました。しかし、後でがくから綿を外さなければなりません。また、がくから外すと傷んだ綿だったことも少なくありません。そのため、今年は綿だけを掴むようにして収穫しています。傷んだり変色した綿はその場で捨てるようにしています。その方が、後で選り分ける必要がありません。

  ふわふわの綿だけを選んで収穫       収穫した一つのがくの綿
 

 綿は連作に弱いのでしょうか、去年綿を育てた場所で育てた綿は、総じて収穫量が少ないのです。そもそも背が低く勢いがよくありません。それに対して、去年綿を育てなかった場所で育てた茶色綿は、次々に収穫できています。品種の違いでしょうか風に飛んで落ちることもありません。和綿の倍近く収量が多いのです。今年の夏が猛暑だった影響もあるのでしょうか。

   茶色綿を掴むようにして収穫     収穫した一つのがくの茶色綿
 

 発芽時に根切り虫に食べられて困りましたが、一定の大きさに育つと、害虫に食害されたり病気になることがありませんでした。株間を広く1mにして風通しをよくしたことが良かったのでしょうか。隣に植えている小豆のようにカメムシの被害に合うこともありませんでした。今だに、これだと思う綿の育て方を体得できない今日この頃です。

    地面に落下したたくさんの和綿、汚れていた半数位は捨てる


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 移動郷土館 田布施町城南公民... | トップ | 古い松下製トランジスタラジ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

綿栽培,糸つむぎ,織り,染色」カテゴリの最新記事