この日立製トランジスタラジオWH-901の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理( 1/12) 修理( 2/12) 修理( 3/12) 修理( 4/12)
修理( 5/12) 修理( 6/12) 修理( 7/12) 修理( 8/12)
修理( 9/12) 修理(10/12) 修理(11/12) 修理(12/12)
暇を見ては前回に続いて、古い日立製高周波増幅付き他励式局部発信式ラジオの修繕を続けています。性急に修理すると思わぬ落とし穴に落ちるので、毎回集中力が続く3時間程度で修繕を続行しています。
回路図再現のためにトリマー部を外してロータリースイッチを露出
短波しか受信できないので何か中波受信に問題があると思われますが、まずは回路図を再現することにしました。回路図再現の一番の障害は、中波と短波を切り替えるロータリースイッチの構造と配線です。まずは、ロータリースイッチの上を覆っているトリマー基板を外しました。トリマー基板を外すと予想通り、電線がローリースイッチ上にクモの巣のように配線されていました。
トリマー基板を外す ロータリースイッチに配線された電線
たくさんの電線がロータリースイッチに配線されているため、時間をかけてその接続先を調査しました。しかし、その電線がどの基板のどの部品に接続されているかまでは今回は調査できませんでした。今回は、ロータリースイッチ周りの配線と接続だけを調査しました。
高周波増幅段付近は電線だらけ 汚れた基板をアルコールで清掃
ロータリースイッチ周りの配線を、デジカメで写真を撮ったり紙に書き写しました。あとは、電線が基板側のどこに接続されているか調査すれば、およその回路図を想定できます。とにかく、細かな作業なのでとても目が疲れました。基板側の調査は後日に回すことにしました。
右側のロータリースイッチと左の基板を結ぶたくさんの電線
ロータリースイッチの配線は紙に書き写したので、あとは基板との配線を確認すればおよその回路図を再現できます。集中力と根気が必要です。このラジオの修理は数ヶ月かかりそうですが、のんびり作業しようと思います。
左は紙に書き写した電線とその色、右は電線の色を一時的回路図に移す