東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

EAGLE(回路図,基板図用CAD)の試用(1)

2011年02月10日 | パソコン,電子機器

 学生の頃、電子回路の基板をよく作っていました。回路に合わせて銅箔を残す部分にマジックを塗ったり、ペンキを塗ったり、アートワークの線を貼ったりしていました。このようにすると腐食剤を基板を浸しても銅箔の部分が腐食されずに残ります。続いて部品を挿入する穴を開けるなどして回路基板を作っていました。とても根気が必要な作業でした。誤ってしまうと、最初に戻って基板の作り直しでした。

       EAGLEで基板を学習試作してみる、製作済みの簡単なLED点滅回路


 最近、パソコン上で回路図を作るとそのまま配線パターンを作ることができるEAGLEというソフトがあることを知りました。すでに作っている簡単な電子回路基板を、EAGLEの学習のために試作してみることにしました。

      IC(LM3909)を使った簡単なLED点滅回路、部品を手動で配置,配線


 使ってみて最初は戸惑いました。一番困ったのは使いたいディスクリート部品がなかなか無いことです。まず、単三ソケット部品がないことです。また、NS製のICであるLM3909がありません。仕方がないので、ICソケット図を使って回路図としました。配線パターンはある程度自動でできるのでとても簡単です。もう少し使い込みすると、便利なツールのようです。昔、苦労しながら配線パターンを作って、その形に合わせて腐食防止のためのマジックを塗ったりペンキを塗ったのが夢のようです。

                回路図を作った後、自動で作られた配線パターン

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ノートパソコンの修繕を依頼される

2011年02月09日 | パソコン,電子機器
  同僚からパソコンの修繕を依頼されています。修繕と言っても、壊れたパソコンを修理するのではなく、性能が落ちたパソコンを元の性能に戻すだけなのですが。このパソコンは5年程度前に購入したとのことで、しかも知り合いにパソコンを貸している間に性能が落ちたとのこと。

                 ゴミ掃除するなど性能を改善中のパソコン


 性能改善の常套手段である、ゴミを削除することやディスクの並び替えをしましたがあまり効果がありませんでした。いろいろ調べてみると、ウィルスチェックプログラムは入っていないのでパソコンが汚染されていることが考えられます。さらに、いろんなプログラムをダウンロードし過ぎています。ダウンロードしたプログラムのうちどれを削除してよいのか持ち主に聞いてもまったく分からないとのこと。このため、同意を得て購入時に戻すことにしました。

       購入時に戻す作業中               OSのプログラム更新中
 

 購入時に戻した後、OS(Windows Vista)の更新プログラムをダウンロードしました。これで、パソコンを購入時に戻すことができました。そして、持ち主の希望どおりプリンタが使えるようにしました。自分のパソコンだと気楽にさわれるのですが、他人のパソコンは壊してはいけないので緊張しながら修繕しました。

              HP製(手前)のスキャナ兼プリンタが使えるように設定中
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バイク(原動機付自転車)の充電

2011年02月08日 | 農機具,工具

 先日バイク(原付)を太陽電池で充電する装置を作りましたが、いっこうに充電する気配がありません。よくよく調べると、充電するときはバイクを始動モード(セルで始動)にしなければならないことが分かりました。始動モードにしないと、電気取り出し端子とバッテリーがつながらない構造になっていました。

                    新たに購入したバイク用充電器


 さらに分かったのが、始動モードにするとバイクのメーター類が光って電気を消耗します。つまり、始動モードにすると、メーター類で光る電気量以上を流し込まないと充電しません。太陽電池の発電量は知れています。ここは充電器を購入して充電するしかありません。3千円程度のバイク兼用充電器(バイク充電時の電流0.8A)を購入しました。この電気量ならばメーター類が光ったまま十分に充電できます。

    電気取り出し端子にコネクタを接続             バイクに充電開始
 

 せっかく太陽電池を使った補充電装置を作ったので、それを生かすためにバイクが始動モードでなくてもつながるようにしたいと思います。そのためには、今後バッテリーから直接電気を取り出せるルートを確保して繋いでみようと思います。

            バッテリー電圧を測定するテスターと今回購入した充電器

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フキノトウが出始める

2011年02月07日 | 花,野草
 庭の掃除をしていて、ふと地面をみるとフキノトウが隠れるようにこっそりと出ていました。つい先日、福寿草が開花を始めたと思っていたら、もうフキノトウも出ているのですね。去年は2月末にフキノトウを採種して食べました

             落ち葉を寄せると、隠れるように出ているフキノトウを発見


 庭のあちこちをあらためて探すと、あちこちにフキノトウが芽を出していました。近くの山に行くと、野生のフキがあちこちに自生しています。野鳥が運んだのでしょうか?何らかの理由でこの庭に来たようです。天ぷらして食べるのが普通ですが、あくが強いのか苦味が残ります。あまり一度にたくさん食べると胃がもたれます。

    岩陰から芽を出したフキノトウ       岩と岩の隙間から芽がでたフキノトウ
 
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別所小学校おにぎりパーティー用お米の籾摺り

2011年02月06日 | イベント,行事



  去年、田植え草取り,そして稲刈りや脱穀をした別所小学校から、おにぎりパーティーのお誘いが来ました。2月15日と2月18日とのことです。去年は出席してのですが、今年は仕事の関係で出席できそうもありません。とても残念です。

            右下に置いた籾を籾摺りして、左の袋に玄米を入れる


 そのおにぎりパーティーに間に合わせるように、乾燥保存していた籾を籾摺りして玄米にしました。使うお米の量はまだ決まっていませんが、去年は10Kgでした。最初のおにぎりパーティーの直前に、精米したての白米を持って行こうと思います。

   乾燥保存した籾を投入口に入れる        万石を通って選別されている玄米
 

 籾摺りで一番大切なことは、籾が適度に乾燥されていることです。乾燥されていないと、籾摺機内で詰まったり妙な振動の元になります。すると、とたんに籾摺りの効率が悪くなります。また、さらに籾摺り精度が悪くなるようです。乾燥していると、あっと言う間に籾摺りが完了します。

                     籾摺りされてどんどん袋に溜まる玄米


 籾摺りは籾を籾殻と玄米に分ける作業です。玄米は米袋に入れ、籾殻はそのまま飛ばして地面に捨てしました。籾殻はネギの種蒔き時の被覆材料に使います。しかし、去年採集した籾殻が余っているため今回は捨てしました。ちょっともったいないのですが。

                  排出した籾殻は道路上の地面に排出捨て

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今年も福寿草が開花

2011年02月05日 | 花,野草
 年末に庭の掃除をした時に福寿草の花芽を痛めてしまいました。このため、今年になって福寿草がちゃんと花を咲かせるか心配していました。しかし、それは杞憂でした。今年もパラボラアンテナのような黄色の花を咲かせました。この花が咲くと、そろそろ冬が終わって春が近いことを知ります。

          パラボラアンテナのような黄色の花を咲かせた福寿草


 去年も、一昨年も、毎年のようにだいたい2月上旬から下旬にかけて福寿草は花を咲かせます。そして、花が散ると同時に葉が出てきて繁茂します。普通の草花の葉が茂る6月には枯れてしまいます。このように、福寿草は一般の草花とは違った不思議な成長サイクルの野草です。

     つぼみと開花した福寿草                咲きかけの花
 
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小型耕耘機の移動輪のための調査

2011年02月04日 | 農機具,工具
 去年の春にCDIの故障を修理した縁で、私の所有物になった小型の耕耘機があります。その後、さらにキャブレターの不調を修理しました。この耕耘機、保管場所と畑間の移動が便利なように手製移動輪を取り付けました。しかし、この移動輪が壊れてしまいました。

            CDIの故障を修理した縁で、私の所有物になった小型耕耘機


 手製の移動輪は故障しがちですので、このさい正式な移動輪を購入しようと思いました。この耕耘機以外の農業機械は山口県に搬送してしまいました。このため東京に残しているのはこの耕耘機だけです。この耕耘機をもっと有効利用するために、ロータリー部のサイズを測りそれに合った移動輪を購入しようと思います。

               小型耕耘機のロータリー端の円盤を取り外す


 ロータリ刃が付いている車軸の外径をノギスで測定すると26mmでした。この外径に合った移動輪を購入しようと思います。ロータリーのままでも道を移動できますが、振動がひどく音も響きます。その点移動輪を使うと静かで軽く移動できます。

      ロータリー軸の外径は26mm           円盤の内径も同じ26mm
 

 移動輪を購入するついでにプラグを購入しようと思います。1年のうちで1番寒さがしみる今の季節は、プラグが綺麗でないとなかなかエンジンがかかりません。プラグを購入するために必要なエンジンの型名も調べました。調査後、再び耕耘機をビニールシートで覆いました。

              雨や雪よけのビニールシートで小型耕耘機を覆う
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山口県から東京に戻る

2011年02月03日 | ふるさと



 25日に山口県の故郷に帰省して、27日に到着した農機具を荷降ろしするなど、あっという間に時が過ぎてしまいました。そして、29日に山口県から東京に戻りました。去年の帰省は小学校の同窓会でたくさんの同級生達と歓談しましたが、今回の帰省では麻郷公民館に勤めている同級生一人に逢ったぐらいでした。

                   朝早く列車に乗った田布施駅


 帰省した時と逆に、徳山駅で新幹線に乗り新横浜で降りました。私が上京した頃を思い出すと、当時新幹線は大阪までしか通じていませんでした。それが、大学を卒業する頃には、岡山まで新幹線が延びました。さらにそれが、広島、福岡まで延びました。帰省にからんで新幹線にはいろいろと思い出があります。

                     新幹線のぞみに乗った徳山駅


 新幹線ができた頃は一番早いのはひかりでした。今はのぞみになってさらに早くなりました。私が若い頃は新幹線を使っても帰省するのは一日仕事でしたが、今は半日で帰省することができます。「帰省」と言うよりも「行く」と言った方がよい位です。今回の帰省は、農機具の東京から山口県への搬送が目的でした。無事に搬送できてほっとしました。

      途中の新大阪駅にて               通り過ぎる田んぼの風景
 

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山口県の平生町を散策

2011年02月02日 | ふるさと



 隣町の平生町を散策しました。もともとこの日は、農機具搬送の予備日でした。コンテナ車が大きすぎて自宅前の道路に入らず、やむなく自宅から離れた畑にでも農機具を置かざるを得ない場合の予備日です。そのような事態のなった場合、降ろした農機具を畑から自宅の牛舎に移動する日として想定していました。結局そのような事態にならず予備日は自由日になりました。

                 平生町にある歴史民俗資料館を見学


 最初に平生町の歴史民俗資料館を見学しました。この資料館がある場所は、私が子供の頃に習生小学校があった所です。木造の校舎、木造の講堂、広い運動場があったのを覚えています。

      昔あった塩田の模型            外に陳列されている西洋式水門
 

 資料館のすぐ裏に民俗博物館があります。そこに案内されて、昔使われていた道具類や塩田の模型などを見学しました。特に興味を持ったのは塩田の模型です。私が子供の頃、田布施湾に沿ってたくさんの塩田がありました。夏の暑い盛りに浜子と呼ばれる労働者が塩を含んだ砂を集めている姿をよく見かけました。大変な労働ではなかったかと思います。そのうち塩田は流下式に変わりましたが、まもなく塩田はすべて廃止されました。

                 平生町街中の小山の上にある野島神社


 なぜ平生町を散策したかと言うと、私が幼児から子供の頃にかけて平生町の人島に暮らしていたからです。幼児時代には平生保育園に通っていました。当時あった平生保育園も習生小学校も今はありません。映画や劇を上映していた平生座も今は跡形もありません。賑やかだった平生町中心部もすっかり寂れてしまいちょっと寂しい限りです。

                 運動場の東側に建設中の新麻郷小学校


 平生町の歴史民俗資料館を見学し中心街を散策した後、田布施町にある私が卒業した麻郷小学校に行きました。この小学校は私が3~6年生頃にかけて木造から鉄筋コンクリートの校舎になりました。今回訪問すると新たな校舎が建築中でした。麻郷小学校に行った後、梶取岬に行ってみました。海の波を目の前にしながら、馬島や佐賀方面を見て子供の頃の思いにふけりました。

                 梶取岬にて、右に馬島を,左に佐賀方面などを見る

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農業機械のコンテナ車からの荷降ろし

2011年02月01日 | 農機具,工具



 24日に東京で積み込みした農業機械類が、27日早朝に山口県に到着しました。朝8時頃にコンテナ車から電話がありましたが、当初仰天しました。その理由は「農業機械類を下ろすためのユニック車はない。」との連絡でした。ユニック車がないとコンテナ車から300Kg以上の重さがある農業機械を荷降ろしできません。あわてていると、再度コンテナ車から電話があり「ユニック車は別会社から別ルートで来る。」とのことでした。やれやれ、ほっとしました。なお、コンテナ車は福岡の港から、ユニック車は周南市から来るとのこと。

                 道幅いっぱいにバックで入ったユニック車


 コンテナ車が先に到着する見込みなので、国道188号線で待機してコンテナ車を待ちました。コンテナ車がやって来ると、私の家に向かって先導しました。巨大なコンテナ車が道を占有するため対向車は通れません。対向車が来るつど、その対向車にわき道にそれるように指示しました。家の前まで誘導して、ことなきを得ました。

    コンテナ車の農機具を吊り上げ      クレーンを操作するユニック車運転手
 

 しばらくして、ユニック車が到着しました。その後、ユニック車とコンテナ車の両運転手と私の3人で農業機械類を荷降ろししました。コンテナ車、コンテナ車、船便など初めての経験ばかりです。家の引越しを含めても、これだけの量の荷物を積みおろししたことも初めてのことです。2時間ほどの作業で、昼前には全て牛舎前に降ろしました。荷降ろし後、それぞれの運転手に飲み物を飲んでいただき少し歓談しました。

               牛舎前に、並べるように降ろした農機具類の一部


 コンテナ車とユニック車が帰ると昼食をとりました。そして、疲れた体を休めるとためしばらく昼寝をしました。1時間ばかり休んだ後、親父と一緒に外に置いたままの農機具類を牛舎内に運び入れました。とても重い農機具ばかりですので、シャベル付きのトラクタで一つずつ牛舎内に運びました。

              農機具をトラクタのシャベルに載せている私の親父


 この牛舎は数十年前に牛を飼っていました。しかし、今は牛は飼っておらず巨大な空家になっています。このため、屋内の空いたところに農機具を並べて置きました。これらの農機具は東京では、野ざらししておいたために傷みが進んだ農機具もありましたので、今後は家屋内に保存するため傷みれが進行しなくて済みます。

      牛舎内に置いた発動機          シャベルから降ろしているカッター
 

 すべての作業を終了したのは午後4時頃でした。夕方になる前に済みましたのでほっとしました。こんな巨大なコンテナ車が我家に来るのは前代未聞のことでしたので、積み込みから荷卸までの数日間は心配で仕方ありませんでした。無事に農機具を搬送できて心身ともにほっとしました。

                       牛舎に整然と並べた農機具類

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