東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町のわら細工民具「ほぼろ」の製作講習会準備(2/2) しかし残念!

2021年05月01日 | ふるさと

 このゴールデンウィークで、田布施町の伝統的わら細工「ほぼろ」の製作講習会を開催しようと思っていました。ところが、町内でコロナが発生したことにより郷土館が休館となりました。自動的にこの講習会は中止となりました。残念ですが仕方ありません。関連する方々に連絡をしておきました。いつになるか分かりませんが、コロナが収まって郷土館が開館すれば開催しようと思っています。コロナ禍でどこも大変な世の中になってきました。早く収まって欲しいものです。

     わら細工「ほぼろ」製作講習会のために制作した治具の数々


 わら細工「ほぼろ」制作のために一番大事な治具は「馬」です。参加者人数分の「馬」を制作するのはとても大変でした。伝統的な「馬」は、均等にY形に分かれた二股の太枝を使います。そのような形の枝を山に入って見つけることはとても困難です。ましてや、参加者人数分のY形太枝を見つけることはほぼ不可能です。そのため、Y形太枝に似せて「馬」を作ることにしました。

 Y形太枝に似せて製作    人数分「馬」の脚    「馬」の連結部
  

 木工作は得意ですので、伝統的な「馬」の形になるように製図して部品化しました。それぞれの部品を連結して「馬」にします。「馬」が出来上がると、「ほぼろ」の編み位置に合わせて背板に印を刻みました。これで、「ほぼろ」製作のための治具が出来上がりました。講習会は中止となりましたが、製作した「馬」や「駒」の使い勝手を後日確認しようと思います。その確認の反省を元に、作りやすい治具になるようチューニングしようと思います。

  「馬」の背部品を切り出す       「ほぼろ」の編み位置に刻み
 

コメント
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