すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

第一歩であり、ゴールでもある

2007年03月02日 | 教育ノート
 いよいよ三月。
 三学期冒頭に、まとめの時期としてぜひ「音読」は意識して実践してほしいとお願いしてきた。
 改めて取り上げることで、はっきりとした実態把握ができるし、それは今後につながっていくはずである。
 つきつめれば、やはり「読む」ことである。それを抜きには基礎学力は語れない、そんなことを書きながら思った。


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 年間6回の全校テストを終えて、今年度の「漢字大賞」「計算大賞」が各学年で決まったようです。
 繰り返し学習の必要な漢字や計算を、地道にコツコツとがんばった成果が出たのではないでしょうか。思うように成績が伸びなかった子には、時間の見直しや方法の工夫などを考え、次に備えさせたいものです。

 さて、学習の基礎とされる「読み書き計算」の「読み」の部分も、全校としてまとめをしたいと考え、各学年の国語で音読コンテスト的なことを行う予定を立ててみました。
 学年によって取り上げ方は違いますが、いずれも繰り返し読ませることは大事な活動と位置づけています。その総括として、みんなで音読を聞きあい、一人一人の発表を教師が審査して、学級にたった一名の「音読名人」を誕生させます。

 「読む」ことの学習は、いわば基礎中の基礎です。字を単に読むことから、文章を読みとる、そして声に出して伝える、様子や心がわかるように表す、といったことまで全てが「読む」の範囲です。
 音読はその第一歩であり、一つのゴールでもあります。
 単調のようにも感じますが、実は「心や身体を掘り起こす作業」に似ているのが音読です。
 小学生のうちに、とにかく多く読ませる、声を出させることは、将来いい「収穫」をもたらすための必須条件にもなると信じています。お家でも聞いてやってください。
(3/1)
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