かなり以前から、この季節になると感じていたことだ。
卒業生の語る思い出がつまらない。いや、つまらないというよりワンパターン過ぎるのではないか。
まず一番よくあるのが「修学旅行」、しかも「ベニーランドで○○に乗った」。次は大会入賞などのこと。そしてキャンプのこと…と本当にいくつかしか出てこないのはどういうわけだ。
その思い出が本当に強烈だから、みんなと一緒に過ごした時間が濃密だったから…という好意的な解釈はある。もちろん、それはそれで素晴らしい。それこそ学校教育(主として特別活動)の成果だろうという見方もできる。
作文の書きぶりやインタビューの受け答えがパターン化することはある意味で学習の成果だが、その内容まで同じになってしまうのはいかがなものか…しかし、そんな傍観者的な物言いでは駄目ですな。
そこにも「掘り起こし」があってしかるべきだ。作文の学習同様、集材があり選材があるように、そういうステップを踏むべきだろう。「学年別」や「活動別」という枠、数の指定やマッピングのような方法など、もっと多彩な働きかけをするべきではないか。
といっても小学校卒業担任の仕事の中で、それがどれほどの優先順位になるものか、ちょっと自信がないところもある。一律に望むのも酷ではあろう。
ということで横から世話をするとすれば、そんなシートを作って書き込む形を作ろうということになる。将来的にはきちんとしたものを作りたいが、今は「設問」だけでとりあえず卒業生に書いてもらうことにした。
考えたのは、六つの質問。
★小学校の中で好きな場所はどこ?
★あなたの小学校での一番の「ドジ」は何?
★学校に来て、一番にがてな時間はいつ?
★あなたのお気に入りの給食メニューは何?
★小学校で読んだ本の中で、一番心に残っているのは何?
★6年間で一番忘れられない勉強は何?
まだまだ細かくできると思うが、この辺りでもその子の「味」が見えてくるのではないか。
この返答を「一言集」としてまとめ、卒業式の日に出す予定である。
そして自分で一番気に入っているのは、そこにつけたタイトル。
「B面の思い出」 (さすが昭和の男だ)
卒業生の語る思い出がつまらない。いや、つまらないというよりワンパターン過ぎるのではないか。
まず一番よくあるのが「修学旅行」、しかも「ベニーランドで○○に乗った」。次は大会入賞などのこと。そしてキャンプのこと…と本当にいくつかしか出てこないのはどういうわけだ。
その思い出が本当に強烈だから、みんなと一緒に過ごした時間が濃密だったから…という好意的な解釈はある。もちろん、それはそれで素晴らしい。それこそ学校教育(主として特別活動)の成果だろうという見方もできる。
作文の書きぶりやインタビューの受け答えがパターン化することはある意味で学習の成果だが、その内容まで同じになってしまうのはいかがなものか…しかし、そんな傍観者的な物言いでは駄目ですな。
そこにも「掘り起こし」があってしかるべきだ。作文の学習同様、集材があり選材があるように、そういうステップを踏むべきだろう。「学年別」や「活動別」という枠、数の指定やマッピングのような方法など、もっと多彩な働きかけをするべきではないか。
といっても小学校卒業担任の仕事の中で、それがどれほどの優先順位になるものか、ちょっと自信がないところもある。一律に望むのも酷ではあろう。
ということで横から世話をするとすれば、そんなシートを作って書き込む形を作ろうということになる。将来的にはきちんとしたものを作りたいが、今は「設問」だけでとりあえず卒業生に書いてもらうことにした。
考えたのは、六つの質問。
★小学校の中で好きな場所はどこ?
★あなたの小学校での一番の「ドジ」は何?
★学校に来て、一番にがてな時間はいつ?
★あなたのお気に入りの給食メニューは何?
★小学校で読んだ本の中で、一番心に残っているのは何?
★6年間で一番忘れられない勉強は何?
まだまだ細かくできると思うが、この辺りでもその子の「味」が見えてくるのではないか。
この返答を「一言集」としてまとめ、卒業式の日に出す予定である。
そして自分で一番気に入っているのは、そこにつけたタイトル。
「B面の思い出」 (さすが昭和の男だ)