すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

真っ白な二月最終週

2013年02月24日 | 雑記帳
 「二月も半ばを過ぎてから降る雪は怖くない」…これはいくら降ってもそんなに積もることはないという意味のことだ。
 豪雪地域と言われる多くの地方に住む人は,そんな感覚を持っているのではないか。
 私はこの冬ももう何度か口にしている。

 けれど,けれどである。

 この冬は違うなあ。

 あの震災の起きた年から三年続いての豪雪だと誰しもが思っていたが,まあいつも通りに「もうそろそろ(終盤)だな」と心積もりはしていたはずだ。

 それがここに来て,先週からまた降雪が続いている。
 それも明らかに積雪量が増えている。この時期になって記録を更新していくなんて,いったいそんな年があったのだろうか。

 念のために,わが町で出しているデータを見てもその通りだ。
 昨年も,それより多かった一昨年ももうこの時期は,多少の波があっても少しずつ高さを減らしていくのが通常だ。
 それが,本町の山間部では金曜に266cmと今年の最高となった。

 雪に関わる不幸な事故も,今年はさらに頻繁に起きたように思う。
 自然の前の人間のちっぽさ,無力さなどと陳腐な表現でまとめたくはないが,やはりそうとしか言いようがない。

 機械やいろいろなものに頼り,以前よりはずっと楽になったとはいえ,周囲の人たちの顔に疲れも見え始めているような気がする。

 せめて,せめてと願いながら,先週撮った「生き物」の写真をアップしてみた。

 地に虫,樹に鳥,空かける翼あり,である。
 http://spring21.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-56e3.html