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生業

2014年01月07日 | 雑記帳
 【生業】(なりわい)

 五穀が生るように務めるわざ。農作。生産の業。また,その作物。
 世わたりの仕事。(広辞苑)



 「私は長年,物理学を生業として~~」という文章を目にした。
 取り立てて問題とすべき表現ではないかもしれないが,どことなくすっきり落ちてこない。

 生業は「生計を立てる」意味があるので,結局は「仕事」「稼業」そして「職業」と置き換えてもいい。「生」があるので,少し生臭い感じか。いや「稼」の方がよりダイレクトか。

 そういう表現に「学」を重ねることが,ひっかかりの原因だろう。
 「○○学」が「学者」や「研究者」を指すこともわかるにはわかる。
 しかし,他の選択,組み合わせが豊富にあったのに,なぜ「物理学」と「生業」なのか。

 こう書いている自分が,生業という言葉を使えないことに気づく。