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休みは病気か事故か2通り

2015年12月03日 | 雑記帳
 職員から「病欠と事故欠の違い」について訊かれた。「病欠」とは辞書にもあるように「病気による欠席」であり、「事故欠」が一般的な用語でない以上「病欠でない欠席」が事故欠に該当するだろう。前にも調べた気もしないでもないが、基になる通知等があるかどうか調べた。その結果、見つけることはできなかった。


 校長裁量による決定だ。難しいのは「検査等による通院」。病気もしくは疑いがあっての最初の通院であれば病休で文句はない。しかしその後の検査をする定期的な通院であればどうか。なんのための区分かと考えたとき、出欠の資料なのだから、後で視る人の判断の材料としてどちらがふさわしいか、考えればわかる。


 いずれにしても法的に問題はない。ただ「事故欠」の範囲が広いのは結構困る。例えば…と昨今の家庭事情を書きだそうと思ったが、差し障りも出そうで口を閉じる。最近そうした口災いの新聞記事などが目立つようになった。公務員だから慎重にという姿勢は分からぬではないが、この傾向がエスカレートすると怖い。


 仕事上で何かを判断するとき、私たちは最終的にはその根拠を法規に求める。同時に問題を取り巻く情勢を見る。保護者や住民の意識も大きな参考材料だ。ポピュリズムは警戒するが、内容によってはそれを上手く利用する方法もあろう。原則に立ち返って運用すること。そうでなければ、何度も何度も振り回される。


 欠席の帳簿処理は難しくない。しかし忌引のような特別な場合を除き、全てを「病気」と「事故」に区分するのは正直迷うこともある。ただ結局、その二つで事足りるという考えも浮かんできた。そうだ!子どもが学校を休むとき、理由は病気か事故かのどちらかだ。本人とは限らないけど(笑)公言できないけど(笑)