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売れっ子気分に自嘲

2015年12月18日 | 雑記帳
 原稿書きシーズンがやってきた。年度末の様々な集約などに向けて,原稿を書かなければならない時期である。先月にリストアップは終えていた。校内が3件,校外が6件で全部で9つ。そのうち一つは締め切りが先月で終了し,残るは8つ。いずれも今学期末か,一月中旬までが期限。この時ばかりは売れっ子である。


 文集や研究誌の巻頭言などはここ数年ずっと書いているので,似たような題材だと困るし(と書いて,誰も困らないだろう。そんなに読み手が覚えているわけでもないし…という内なる声。結局,自分が嫌だということだ),それなりのネタが必要だなと,その材料集めに時間がかかる。無関係のネタでもいけないし…。


 ざっと見積もって,これにはこれ,あれにはあの事を…と割振りした。しかし,中身まで詳しく決めているわけでない。何を中心にするかも決めていない。いやあ無謀かなあと思いながら,とにかく形式にそって打ち込みを開始してみる。構成を決めずに心の向くまま打ち込んでいくと,それなりに文字は埋まっていくが…。


 で,後半に近づくと,当然ながら中心が決まっていないので散漫な文章となっていることが,自分自身にも伝わってくる。そこで読み直しをしてみると,自分の書きたいことは何か,もしくはここに載せるにしっくりくる部分,といったことが浮かび上がってきたりする。以前にもそんなことはあったが,再発見だ。


 担任していた頃の手書きの学級通信は,書き出しからお終いまでの一本勝負で,中身はあちこちに行きながらいつもたどり着いていた。一部でその感覚を思い出したりして楽しかった。ただコピーペーストが容易な今は,まとまった文章を書くには適しているが,修正が効くゆえに,どうも緊張感に欠けるのも確かだ。


 今回は「思い出」ネタが多いので,ふと寝床で材料が浮かんだりした。短い分量なのでPCに向かい書き始めたのはいいが,つまらなく思えてボツにした原稿もある。書くことはこのブログ修業(笑)のせいか,そんなに苦にならないが,なんとも中身が薄い気がする。ここらで断筆宣言して,活動期に入るか(迷)。