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マイナンバー、改名提案!

2015年12月16日 | 雑記帳
 『マイナンバーが誰にでもすぐわかる本』という週刊誌Bの臨時増刊があったので購読してみた。連載していたものをまとめたらしい。28の設問に答える形での説明が載っていた。まあわかったことは3つ。「マイナンバー制度は課税逃れを防ぐため」「貯金とのひも付きが一番の課題」「とりあえず動かなくてもよい」


 退職間近な身にとって、何が予想されるのか、まだ飲み込めない。脱税など出来る身分でも、野心もないので、影響ないか。読んでいて面白かったのは、類似した制度がことごとく失敗していることだ。「グリーンカード制度」「住基ネットワーク」、もし「国民総背番号制」という名称だったら、今回も駄目だったろう。


 しかし現実は、その通りなんだなと思ったら、とたんに「マイナンバー」という名称にイチャモンをつけたくなった。そもそも「my」という語は「私の」という所有を表しているわけで、「number」という「番号」を他者から割り当てられることはおかしくないか。希望してつける、選択してつけるなら別であるが。


 マイナンバーは「例外をのぞいて、一生変えられない」。届いた人は気づいたろうが、家族であっても何の関係もないランダムな番号なのである。こうした記号を「人」に対してつけるのはどうかと思う。「マイカー」や「マイハウス」の番号ならば、所有がはっきりしているものの識別であり、それはそれで納得できる。


 マイナンバー撤回!少なくとも「マイ」は撤回!と本当は先日行った国会議事堂の前で叫ぶべきだったか(笑)。では代案を示せと言われた時のために(誰も言わないが)考えてみた。目的に照らし合わせたら簡単でしょ。「ゼイナンバー」。そうです、「税」。そこまで言ったら「税番号」…「ゼイバン」でどうでしょう。