昨年本校で教育実習をした学生から、卒業論文作成のための研究授業をさせてほしいという依頼があった。以前受け入れたときの学級担任の了解を得て、同じ6年生のクラスで、国語科の授業が3日間連続で行うこととした。題材は「からたちの花」。かの北原白秋作の詩である。詩の読みとりを3時間で行う計画だった。
1時間目に「からたちの花」を想像して絵に描こうという課題があった。その是非はともかく、私だけでなく参観していた他の職員も「からたち」自体をあまりよく知っていないことに気づいた。白秋の詩だけでなく、島倉千代子の歌でも馴染んでいるはずなのに…。北国に住んでいるからとは言え、その程度なのだ。
ひとしきり反省し、3日間連続して授業を参観するので、自分ならこうやるという形で感想を渡そうと考えた。指導計画では、研究意図があり初日は1,2,4,6連のみの提示、次時に3,5連を提示するという流れだった。参観しながら改めて詩を読み、「伏字(行)」という前提で指導を以下のように考えてみた。
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
からたちのとげはいたいよ。
いい針のとげだよ。
からたちは畑の垣根よ。
いつもいつもとほる道だよ。
からたちも秋はみのるよ。
まろいまろい金のたまだよ。
からたちのそばで泣いたよ。
みんなみんなやさしかつたよ。
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
◆1,2,4,6連を提示する
◆音読する
◆「わかること、気づいたこと」を書かせ、発表させる
(からたちのこと、文頭、文末、自然の移り変わり、1と6連の繰り返し、「白い」などの繰り返し、色がでてくるなど)
◆「からたちの花」を少し想像させてから、写真を提示し説明する
◆3連、5連があることを知らせ、提示する
◆音読する
◆3,5連と他の4連の同じところを言わせる
(文頭。文末、繰り返し など)
◆3,5連と他の4連の違うところはどこか考えさせる
(人がでてくる、自分のこと、動きがある)
◆3,5連のわからないところはどこかを書かせ、発表させる
(垣根、「とおる」「なく」「みんな」など)
◆みんなの疑問を想像してみよう
(ねらい、実態によってAかBでまとめる)
◆A みんなから出た疑問を想像しながら、短い物語を書いてみよう
◆B なぜ一連目と六蓮目が繰り返されたのか、その訳を考えよう
1時間目に「からたちの花」を想像して絵に描こうという課題があった。その是非はともかく、私だけでなく参観していた他の職員も「からたち」自体をあまりよく知っていないことに気づいた。白秋の詩だけでなく、島倉千代子の歌でも馴染んでいるはずなのに…。北国に住んでいるからとは言え、その程度なのだ。
ひとしきり反省し、3日間連続して授業を参観するので、自分ならこうやるという形で感想を渡そうと考えた。指導計画では、研究意図があり初日は1,2,4,6連のみの提示、次時に3,5連を提示するという流れだった。参観しながら改めて詩を読み、「伏字(行)」という前提で指導を以下のように考えてみた。
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
からたちのとげはいたいよ。
いい針のとげだよ。
からたちは畑の垣根よ。
いつもいつもとほる道だよ。
からたちも秋はみのるよ。
まろいまろい金のたまだよ。
からたちのそばで泣いたよ。
みんなみんなやさしかつたよ。
からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
◆1,2,4,6連を提示する
◆音読する
◆「わかること、気づいたこと」を書かせ、発表させる
(からたちのこと、文頭、文末、自然の移り変わり、1と6連の繰り返し、「白い」などの繰り返し、色がでてくるなど)
◆「からたちの花」を少し想像させてから、写真を提示し説明する
◆3連、5連があることを知らせ、提示する
◆音読する
◆3,5連と他の4連の同じところを言わせる
(文頭。文末、繰り返し など)
◆3,5連と他の4連の違うところはどこか考えさせる
(人がでてくる、自分のこと、動きがある)
◆3,5連のわからないところはどこかを書かせ、発表させる
(垣根、「とおる」「なく」「みんな」など)
◆みんなの疑問を想像してみよう
(ねらい、実態によってAかBでまとめる)
◆A みんなから出た疑問を想像しながら、短い物語を書いてみよう
◆B なぜ一連目と六蓮目が繰り返されたのか、その訳を考えよう