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今クールのドラマメモ

2015年12月10日 | 雑記帳
 遊川和彦脚本の『偽装の夫婦』は通して視聴した。主演天海祐希の「陰の声」を入れるシチュエーションが面白く、それなりに楽しめた。つくづく思うのは、同性愛者の認知度、許容度が高まったこと。話の中で保育園保護者から総スカンを喰う設定は確かにあるが、乗り越えさせて普遍性をアピールする顛末なのだ。


 初回からなんとなく続けたのは『サイレーン』。若手イケメン俳優のMのアクションを売り物にしようとしたのか、初回だけそんな場面が多かった。しかし体のキレが今一つで、それ以降ほとんどないのが泣ける(笑)。たいしたドラマではないが見所は菜々緒の悪女役。これが「完全悪女」そのものでぴったりとハマる。


 一週遅れで見る『下町ロケット』。原作は以前文庫化されたときに読んでいた。確かに描かれる場面はドラマチックであり、企業人としての矜持を感じさせるものだ。反面、主人公の家庭の描き方は単純というか唐突というか、バランスが悪い気がしている。談春はともかくお笑い系のタレント採用は当たり前になった。


 『無痛~診える眼~』は今話題の医療作家?の原作。これはなかなか展開が面白い。超能力なのか病気なのかゴチャゴチャしている設定も刺激的だ。ただ伊藤淳史の刑事役はどうかと初回から思っていた。頑張って演技しているのはわかるが、見ていて少し辛い。刑事モノには適役がある。「相棒14」はいつかの機会に。


 おまけ…BSで放映していた3年前の話題になった映画『桐島、部活やめるってよ』を見た。同じ場面を違う視点で繰り返す手法は確かに斬新だった。主題は分かりやすいが、老夫婦の素直な感想としては「高校生って面倒くさい」だった。それにしても様々な若手俳優が出てきて、軒並みNHKに出演していることに驚いた。