ときたら『相棒』。右京さんの名台詞のように、昨夜の回で妙に気になったことがあった。冠城亘の知り合いである犯罪心理学者が、妻である元人気キャスターに嵌められてしまう内容だが、その夫が現在執筆している原稿に書かれた文章にエッと思った。「いつも私を影から支えてくれた、愛する妻~~~」とあった。
そう、この「影」である。こうした場合、通常は「陰」を使うのになあ、脚本家(根本ノンジという方でした)の単なるミスなのかあ、と思った。念のために辞書で確認するとやはり「表面に現れないところ。うしろ。裏」という使い方は「陰」が普通である。「陰・蔭」と「影」は見出しが別になっている場合が多い。
ところがドラマが終盤部に近づいて、その夫と妻が警察内でやり合うシーンのときに、またその原稿が小道具として使われ、妻が激高しながら叫ぶ箇所があった。「なんで私が、あなたのカゲなのよ!」…ははあっ、ここで漢字を当てはめるとすれば、これは陰より影かなあ、と思った次第。そのために細工されたのか?
陰は「場所」を表わすのが主であり、影だと「姿」を表わすことになる。このシナリオは、最初は華やかに活躍していた妻が夫と結婚し、夫の方が逆に忙しくなり、妻の人気がかげっていく背景を持っていた。従ってどちらも当てはまるが、影の方がインパクトは強いか。そこまで考えているとしたら脚本家はエライ!
でも校閲部の河野悦子なら…(笑)。ところで夫役の宮川一朗太は、地味だが様々な小人物をこなすいい役者だと改めて思った。対して妻役は、なっなんと真中瞳ではありませんか。最近『まんぷく』に出演したとき、その印象的なホクロ顔を見て、名前がなかなか出てこなかったが、改名(東風万智子)していたとはね。
そう、この「影」である。こうした場合、通常は「陰」を使うのになあ、脚本家(根本ノンジという方でした)の単なるミスなのかあ、と思った。念のために辞書で確認するとやはり「表面に現れないところ。うしろ。裏」という使い方は「陰」が普通である。「陰・蔭」と「影」は見出しが別になっている場合が多い。
ところがドラマが終盤部に近づいて、その夫と妻が警察内でやり合うシーンのときに、またその原稿が小道具として使われ、妻が激高しながら叫ぶ箇所があった。「なんで私が、あなたのカゲなのよ!」…ははあっ、ここで漢字を当てはめるとすれば、これは陰より影かなあ、と思った次第。そのために細工されたのか?
陰は「場所」を表わすのが主であり、影だと「姿」を表わすことになる。このシナリオは、最初は華やかに活躍していた妻が夫と結婚し、夫の方が逆に忙しくなり、妻の人気がかげっていく背景を持っていた。従ってどちらも当てはまるが、影の方がインパクトは強いか。そこまで考えているとしたら脚本家はエライ!
でも校閲部の河野悦子なら…(笑)。ところで夫役の宮川一朗太は、地味だが様々な小人物をこなすいい役者だと改めて思った。対して妻役は、なっなんと真中瞳ではありませんか。最近『まんぷく』に出演したとき、その印象的なホクロ顔を見て、名前がなかなか出てこなかったが、改名(東風万智子)していたとはね。