今回の白書対策は、「安定した労使関係の形成など」に関する記載です
(平成22年版厚生労働白書P301~302)。
☆☆======================================================☆☆
(1)我が国の労働組合
我が国の労働組合は、企業別労働組合を基本に組織されているが、政策・
制度面を始め、企業別組織では対応できない課題に取り組むため、これらが
集まって産業別組織を形成し、さらに、これらの産業別組織が集まって全国的
中央組織を形成している。
2009(平成21)年6月現在、我が国の労働組合員数は1,007万8千人(前年
1,006万5千人)と、2年振りに増加した。
推定組織率は低下傾向が続いていたが、2009年は18.5%(前年18.1%)と、
昭和50年以来34年ぶりに上昇した。
また、パートタイム労働者の労働組合員数は70万人(前年61万6千人)、
推定組織率は5.3%(前年5.0%)となり、労働組合員数、推定組織率とも
引き続き上昇している
(2)労働委員会に関する動き
労働委員会(中央労働委員会、都道府県労働委員会)では、不当労働行為の
審査、労働争議の調整(あっせん、調停及び仲裁)を行っている。
不当労働行為審査については、初審の新規申立件数(2008(平成20)年:
355件)が増加する中で、引き続き審査の迅速化及び的確化に取り組み、
2008年の平均処理日数は512日と前年(2007(平成19):1,085日)に
比較して大幅に短縮させているとともに、取下げ、和解及び命令による
解決率は81%と高い水準になっている。
また、労働争議の調整について、全国の労働委員会における労働組合と使用者
の間の集団的労使紛争の取扱い(あっせん等)件数は、2009(平成21)年は、
733件と前年(2008年:552件)より33%増となり、平成以降で最大と
なった。
☆☆======================================================☆☆
労働組合や労働委員会に関する記載です。
「推定組織率」に関しては、頻出です。
ですので、労働経済の中では、かなり重要な数値といえます。
で、推定組織率は長期的に低下傾向が続いていましたが、
平成21年に34 年ぶりに上昇しました。
平成22年は、前年と同じで18.5%でした。
この傾向と率、狙われやすいですから、
しっかりと押さえておきましょう。
「労働委員会に関する動き」は、とりあえず、一読しておけば、
十分でしょう。
白書に記載されている細かい数値を論点にしてくるってことは、
考え難いですからね。
(平成22年版厚生労働白書P301~302)。
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(1)我が国の労働組合
我が国の労働組合は、企業別労働組合を基本に組織されているが、政策・
制度面を始め、企業別組織では対応できない課題に取り組むため、これらが
集まって産業別組織を形成し、さらに、これらの産業別組織が集まって全国的
中央組織を形成している。
2009(平成21)年6月現在、我が国の労働組合員数は1,007万8千人(前年
1,006万5千人)と、2年振りに増加した。
推定組織率は低下傾向が続いていたが、2009年は18.5%(前年18.1%)と、
昭和50年以来34年ぶりに上昇した。
また、パートタイム労働者の労働組合員数は70万人(前年61万6千人)、
推定組織率は5.3%(前年5.0%)となり、労働組合員数、推定組織率とも
引き続き上昇している
(2)労働委員会に関する動き
労働委員会(中央労働委員会、都道府県労働委員会)では、不当労働行為の
審査、労働争議の調整(あっせん、調停及び仲裁)を行っている。
不当労働行為審査については、初審の新規申立件数(2008(平成20)年:
355件)が増加する中で、引き続き審査の迅速化及び的確化に取り組み、
2008年の平均処理日数は512日と前年(2007(平成19):1,085日)に
比較して大幅に短縮させているとともに、取下げ、和解及び命令による
解決率は81%と高い水準になっている。
また、労働争議の調整について、全国の労働委員会における労働組合と使用者
の間の集団的労使紛争の取扱い(あっせん等)件数は、2009(平成21)年は、
733件と前年(2008年:552件)より33%増となり、平成以降で最大と
なった。
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労働組合や労働委員会に関する記載です。
「推定組織率」に関しては、頻出です。
ですので、労働経済の中では、かなり重要な数値といえます。
で、推定組織率は長期的に低下傾向が続いていましたが、
平成21年に34 年ぶりに上昇しました。
平成22年は、前年と同じで18.5%でした。
この傾向と率、狙われやすいですから、
しっかりと押さえておきましょう。
「労働委員会に関する動き」は、とりあえず、一読しておけば、
十分でしょう。
白書に記載されている細かい数値を論点にしてくるってことは、
考え難いですからね。