和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

知的ストレッチ。

2008-06-19 | Weblog
月刊雑誌「WILL」2008年2月号には、新春特別対談として渡部昇一・日垣隆「史上最強の知的生活の方法」という24ページが読みごたえがありました。そのはじまりの雑誌の前口上には「77歳で借金をして、おそらく世界一とも見られているプライベートライブラリーを建てた渡部昇一先生。・・」とあります。
ちょっと気になっていたのは、そこにこんな箇所がありました。

【渡部】私は日垣さんの本が好きなので、ほとんど全部読んでいるのですよ。日本に日垣さんのような偽善を暴く評論家が出たということを嬉しく思っています。この『知的ストレッチ入門』も編集者から送ってもらって読んだのですが、すみませんこれにサインしてください。
【日垣】え?                 (p51)


サインしてもらおうという本はどんなだろうなあ、と興味がありまして、古本屋から『知的ストレッチ入門』(大和書房)を買いました。その最初の方にこうあります。

「知的ストレッチを効率的に進めた場合・・・・
とりあえず基本的に興味をもったことに関連する新書や一般向けの本を5冊から10冊読むことで広げられます。5冊程度の本が一気に読めないのであれば、そのテーマに対する興味は大したものではないということでしょうから、その題材では幅は広げられないと考えたほうがよいでしょう。もっと知りたいと思えたり、次々に疑問が出てくる状態が、まさに『幅が広がっている』ということになります。深さに関しては、専門書を読んでいくのが一番の近道です。」(p21~22)


うん。深さはともかくとして、
幅を広げるということで、私の最近はというと

ドナルド・キーン著「明治天皇を語る」(新潮新書)
渡部昇一・谷沢永一対談「『貞観政要』に学ぶ 上に立つ者の心得」(到知出版社)
ドナルド・キーン著「明治天皇」(新潮社)
「明治天皇御集・昭憲皇太后御集」
山本七平ライブラリー③「帝王学」(文芸春秋)
原田種成「貞観政要」(新釈漢文大系の二冊・明治書院刊行)
原田種成著「私の漢文講義」(大修館書店)
「中央公論」2000年3月号。小渕恵三・福田みどり対談
「貞観政要定本」(財団法人無窮会東洋文化研究所)


とりあえず。読んでみたい思い浮かぶリスト。

コメント
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