黒岩比佐子著「『食道楽』の人 村井弦斎」(岩波書店)を、とりあえず、読了。
黒岩比佐子氏の丁寧な掘り下げに、文学史・文壇史の書きかえを迫る、ひたひたと寄せくる波を受け止めているような気がしてまいりました。まあ、村井弦斎を読んでいない癖して、何もいえないわけですけれど。
読了してから、あとがきの
「そのうちに、弦斎の偏屈でへそ曲がりで、一度こうと決めたら最後まで何事も徹底してやらずにはいられない性格というのは、どうやら私と似ているのではないか、と思えてきた。私もかなり頑固で、やりかけたことは途中で投げ出せないところがある。そう思ってからは、何が何でもこの評伝を書き上げなければならない、という気持ちで取り組んできた。」(p424)
この言葉が、すんなりうなずける、そんな評伝を読ませていただけて感謝。
黒岩氏による「余人を持って代え難い」、評伝の醍醐味を堪能させていただいた充実感。
ということで、具体的な箇所は、また明日。
黒岩比佐子氏の丁寧な掘り下げに、文学史・文壇史の書きかえを迫る、ひたひたと寄せくる波を受け止めているような気がしてまいりました。まあ、村井弦斎を読んでいない癖して、何もいえないわけですけれど。
読了してから、あとがきの
「そのうちに、弦斎の偏屈でへそ曲がりで、一度こうと決めたら最後まで何事も徹底してやらずにはいられない性格というのは、どうやら私と似ているのではないか、と思えてきた。私もかなり頑固で、やりかけたことは途中で投げ出せないところがある。そう思ってからは、何が何でもこの評伝を書き上げなければならない、という気持ちで取り組んできた。」(p424)
この言葉が、すんなりうなずける、そんな評伝を読ませていただけて感謝。
黒岩氏による「余人を持って代え難い」、評伝の醍醐味を堪能させていただいた充実感。
ということで、具体的な箇所は、また明日。