今日は、月曜日。
10時頃、郵便配達さんがポストに入らないのでと
手渡してゆく。いつもは12時頃の配達なのに、
今日は早いなあ。
さてっと、ゆうメールで四包み。
うん。古本屋へ買い物に行く楽しみを知らない私は(笑)。
どうするかというと、冊子小包をあける楽しみを味わうのでした。
古書店「株式会社まつおか書房」からは、
厚地の封筒(うすい段ボールくらいな)に、きちんと。
堀田善衛著「定家明月記私抄」「定家明月記私抄続篇」
の2冊で1000円+送料250円(送料全国一律とあります)で1250円。
新潮社の単行本です。7刷と続篇は初版。どちらも函入りで
読んだ形跡なしの新品同様。
読むのはいつか、わかりませんが、とりあえず
後記から、引用してみましょう。
「歌人藤原定家の日記『明月記』は、いわば幻の書である。・・・
誰もがその名を知りながら、小数の専門家を除いては、誰もが読み通したことがないという、それは異様な幻の書であった。戦時中からの四十数年間、私はぼつぼつとこの幻と付き合って来た。ここに、定家十九歳から四十八歳までの記の私抄を世におくる。執筆はすべてバルセローナにおいてなされた。 1986年新春 逗子披露山荘にて 堀田善衛 」
つぎの小包に、いきましょう(笑)。
ネット古書「ブックス碧海」木村晋一。
こちらは、はじめての古書店です。
あれ、名刺も納品書のあいだに挟まっています。
注文したのは
世界文化社の「グラフィク版日本の古典8 徒然草方丈記」
古本が600円+送料450円-値引き50円=1000円なり。
写真と解説です。そのままに朗読されれば、
まるでテレビの教養番組を見ているよう。
方丈記の方を堀田善衛氏が書いているので注文しました。
ちなみに、徒然草の方は島尾敏雄。
ここも、最初だけちらりと引用してみましょう。
方丈記の序を数行引用したあとに、堀田氏はこう書いております。
「『平家物語』の冒頭とともに有名になってしまったこの書き出しは、実は水のことでも泡のことでもなくて、人の住む住居の話なのである。世の人の無常は『川の流れ』や『よどみに浮かぶ水の泡』に託されているのではなくて、それをうけた人の家、住居に託されているものであった。つまり、『方丈記』という文章は、一面、住居についてのエッセイなのである。・・・・大火、大風、遷都、地震などの天災、また政治的変乱などの人災になるものが、人間の住むなる住居というものとの関連で語られていることは、じっと考えていると不思議な気がして来るほどである。」
このグラフィック版は、函入り縦28.5センチ、横23センチ、厚み2センチ。碧海さんは、それを新聞紙に包んでから、大封筒に入れて送ってきました。その新聞紙は東京新聞2011年10月23日(日曜日)。ひらいてみると、読書欄の頁がある。うん。ついつい見てしまいます。その「楽読楽書」欄に、金原瑞人・翻訳家が書いておりまして、そのはじまりは
「魚住直子の動物短編集『クマのあたりまえ』(ポプラ社)が素晴らしい。なによりタイトルがいい。・・・」。うん。この本を他の方も薦めておられたので興味がわきます。
あとの小包は、
古本屋さんは、『思考の地平社』で
三一書房『人と思想 柳田国男』後藤総一郎編。
定価500円+送料340円=840円なり。
ここに、数ページ堀田善衛の文があったために、購入。
書かれている方々が、ちょっと気になったのでした。
あと一冊は、新書です。
400円で送料300円の700円。
こちらのネット古書店は、新書でこの送料がネック、
次回からは、送料も考慮しなければ(笑)。
10時頃、郵便配達さんがポストに入らないのでと
手渡してゆく。いつもは12時頃の配達なのに、
今日は早いなあ。
さてっと、ゆうメールで四包み。
うん。古本屋へ買い物に行く楽しみを知らない私は(笑)。
どうするかというと、冊子小包をあける楽しみを味わうのでした。
古書店「株式会社まつおか書房」からは、
厚地の封筒(うすい段ボールくらいな)に、きちんと。
堀田善衛著「定家明月記私抄」「定家明月記私抄続篇」
の2冊で1000円+送料250円(送料全国一律とあります)で1250円。
新潮社の単行本です。7刷と続篇は初版。どちらも函入りで
読んだ形跡なしの新品同様。
読むのはいつか、わかりませんが、とりあえず
後記から、引用してみましょう。
「歌人藤原定家の日記『明月記』は、いわば幻の書である。・・・
誰もがその名を知りながら、小数の専門家を除いては、誰もが読み通したことがないという、それは異様な幻の書であった。戦時中からの四十数年間、私はぼつぼつとこの幻と付き合って来た。ここに、定家十九歳から四十八歳までの記の私抄を世におくる。執筆はすべてバルセローナにおいてなされた。 1986年新春 逗子披露山荘にて 堀田善衛 」
つぎの小包に、いきましょう(笑)。
ネット古書「ブックス碧海」木村晋一。
こちらは、はじめての古書店です。
あれ、名刺も納品書のあいだに挟まっています。
注文したのは
世界文化社の「グラフィク版日本の古典8 徒然草方丈記」
古本が600円+送料450円-値引き50円=1000円なり。
写真と解説です。そのままに朗読されれば、
まるでテレビの教養番組を見ているよう。
方丈記の方を堀田善衛氏が書いているので注文しました。
ちなみに、徒然草の方は島尾敏雄。
ここも、最初だけちらりと引用してみましょう。
方丈記の序を数行引用したあとに、堀田氏はこう書いております。
「『平家物語』の冒頭とともに有名になってしまったこの書き出しは、実は水のことでも泡のことでもなくて、人の住む住居の話なのである。世の人の無常は『川の流れ』や『よどみに浮かぶ水の泡』に託されているのではなくて、それをうけた人の家、住居に託されているものであった。つまり、『方丈記』という文章は、一面、住居についてのエッセイなのである。・・・・大火、大風、遷都、地震などの天災、また政治的変乱などの人災になるものが、人間の住むなる住居というものとの関連で語られていることは、じっと考えていると不思議な気がして来るほどである。」
このグラフィック版は、函入り縦28.5センチ、横23センチ、厚み2センチ。碧海さんは、それを新聞紙に包んでから、大封筒に入れて送ってきました。その新聞紙は東京新聞2011年10月23日(日曜日)。ひらいてみると、読書欄の頁がある。うん。ついつい見てしまいます。その「楽読楽書」欄に、金原瑞人・翻訳家が書いておりまして、そのはじまりは
「魚住直子の動物短編集『クマのあたりまえ』(ポプラ社)が素晴らしい。なによりタイトルがいい。・・・」。うん。この本を他の方も薦めておられたので興味がわきます。
あとの小包は、
古本屋さんは、『思考の地平社』で
三一書房『人と思想 柳田国男』後藤総一郎編。
定価500円+送料340円=840円なり。
ここに、数ページ堀田善衛の文があったために、購入。
書かれている方々が、ちょっと気になったのでした。
あと一冊は、新書です。
400円で送料300円の700円。
こちらのネット古書店は、新書でこの送料がネック、
次回からは、送料も考慮しなければ(笑)。