和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

とにかく、

2012-03-22 | 短文紹介
当ブログの「目利きの町。」(2012年2月19日)に、
貴重なコメントをいただき、気になっておりました。
コメントの題は「学士山岳会」。
そこには、こんな箇所がありました。

「この山登り仲間のスローガンは『団結鉄より固く、人情紙より薄い』という有名なもの。いろんな逸話、伝説がのこっております。」

さて、このスローガンをどう読んだらよいのやら、途方に暮れておりました。すると西堀栄三郎語録とある西堀岳夫編「とにかく、やってみなはれ」(PHP研究所・文庫サイズ)の第6章「和より『調和』でチームはよく動く」が、理解を助けてくれるようなのです。

ということで、第6章から一箇所を引用してみます。

「チーム組織、スポーツの精神の重要性を説いた際、私はしばしば手厳しい反論に出くわしてきた。それはしばしばビジネスの世界の人々から出された反論であるが、『実社会は遊びごとではない。スポーツの世界で成立するような組織の論理を実社会に持ち込むのはふざけている』といったものである。
このような反論に対して、私はつねづね次のように答えることにしている。『ヒマラヤの山に取りつくときも、南極の氷原でキャンプをするときも、当事者は死を覚悟することが何回かある。研究所でもよい、会社でもよい、官庁でもよい、大学でもよい、そこに働いている人の、どれだけが死を覚悟する思いで仕事をしているでしょうか。どちらのほうが、ふざけていることが多いでしょうか』と。」(p125)

う~ん。こうして引用すると、他のほうが、もっとふさわしいページがありそうな気になってきますが、まあ、あまり引用ばかりもいけないし(笑)。このくらいで話題をかえます。

そうそう。昨日は、第84回選抜高校野球大会の開幕式。夜7時のテレビニュースで選手宣誓を聞いていました。今日の新聞には、宮城の石巻工・阿部翔人(しょうと)主将(17歳)の選手宣誓全文が掲載されており、読みなおしておりました。
コメント
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