和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

読みやすい火山。

2012-05-15 | 前書・後書。
鎌田浩毅著「次に来る自然災害」(PHP新書)が、読みやすい。
パラパラしか読んでいないのですが、
そのあとがきに、同じ著者の本が紹介されているので、
ついつい、そちらもひらいてみる。
鎌田浩毅著「火山はすごい」(PHP新書)。
パラパラ読みの私には、プロローグにある
「知っている火山から読んでもらって、一向にかまわない。
興味のわいたところだけ、好きにサーフィンしてもらったらいい。」
という言葉に、うれしくなります。
この「火山はすごい」のエピローグの18㌻は
わかりやすくて、楽しくて、おすすめの現代文章入門だと、私は思います。
そこに、向井敏著「文章読本」を取り上げてあったりして、
へ~ェ。と思いながら、
このエピローグは、またあとで読んでみたいと思いました。
そういえばと、向井敏著「文章読本」を本棚に探しに行ったり。

とりあえず、エピローグから一箇所引用。

「もし火山が噴火したとき、私の文章が理解されないのであれば、緊急時に、必要な情報が正しく伝わらないだろう。災害を未然に防ぐための有効な手だてが、打てない恐れがある。・・・・一人でも多くの人にとって、噴火が青天の霹靂とはならないことを、私は願っている。火山学を始めとして地球科学が、社会の役にたつときがやってきたのだ。」(p232)

ちなみに、鎌田さんの、このエピローグは2002年5月に書かれておりました。
コメント
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