本棚から
猪瀬直樹著「言葉の力」(中公新書ラクレ)
を取り出してくる。
その「おわりに」は
こうはじまっておりました。
「2011年3月11日。あの震災深夜、
僕の緊張はふたたび高まっていた。
ツイッターにつぎのような書き込み
を見つけたのは夜12時過ぎだった。
障害児童施設の園長である私の母が、
その子供たちと10数人と一緒に、
避難先の宮城県気仙沼市中央公民館
の3階にまだ取り残されています。
子供達だけでも助けて
テレビの映像で映し出された気仙沼
は燃えていた。
すぐに僕は、防災部長に
『大至急、副知事室にきてくれ』と
電話した。9階の防災センターから
6階まで走ってきた。
『これ、どう思いますか』
プリントアウトした上記の文面を
防災部長に渡しながら言った。
・・・・」(p198~)
真中を端折って、
恐縮ですが、p204には
こうあるのでした。
「同じことを僕の言葉で言い換えると、
ツイッターの140字は『本の帯』で
あると言える。URLのリンクをたどれば、
あちこちの情報源にアクセスできる。
短いツイッターは、長い本を読む
きっかけにもなっている。
ツイッターは過大評価するよりも、
機能の特質をつかむべきだと
考えたほうが正しい。つぎつぎと
現れ、つぎつぎと消えていく
タイムラインを見ながら僕は
思わずつぶやいた。『ツイッターよ、
お前はただの現在にすぎない』
ツイッターをきっかけに
言語技術を高めることが王道だと思う。」
新書は、すぐちらかり、忘れる。
猪瀬直樹著「言葉の力」を、
先頃でた新刊の
猪瀬直樹著「救出」(河出書房新社)
と並べて本棚へ。
猪瀬直樹著「言葉の力」(中公新書ラクレ)
を取り出してくる。
その「おわりに」は
こうはじまっておりました。
「2011年3月11日。あの震災深夜、
僕の緊張はふたたび高まっていた。
ツイッターにつぎのような書き込み
を見つけたのは夜12時過ぎだった。
障害児童施設の園長である私の母が、
その子供たちと10数人と一緒に、
避難先の宮城県気仙沼市中央公民館
の3階にまだ取り残されています。
子供達だけでも助けて
テレビの映像で映し出された気仙沼
は燃えていた。
すぐに僕は、防災部長に
『大至急、副知事室にきてくれ』と
電話した。9階の防災センターから
6階まで走ってきた。
『これ、どう思いますか』
プリントアウトした上記の文面を
防災部長に渡しながら言った。
・・・・」(p198~)
真中を端折って、
恐縮ですが、p204には
こうあるのでした。
「同じことを僕の言葉で言い換えると、
ツイッターの140字は『本の帯』で
あると言える。URLのリンクをたどれば、
あちこちの情報源にアクセスできる。
短いツイッターは、長い本を読む
きっかけにもなっている。
ツイッターは過大評価するよりも、
機能の特質をつかむべきだと
考えたほうが正しい。つぎつぎと
現れ、つぎつぎと消えていく
タイムラインを見ながら僕は
思わずつぶやいた。『ツイッターよ、
お前はただの現在にすぎない』
ツイッターをきっかけに
言語技術を高めることが王道だと思う。」
新書は、すぐちらかり、忘れる。
猪瀬直樹著「言葉の力」を、
先頃でた新刊の
猪瀬直樹著「救出」(河出書房新社)
と並べて本棚へ。