和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

AIIB(アジアインフラ投資銀行)。

2015-04-26 | 短文紹介
産経新聞4月25日(土曜日)の読書欄。
「花田紀凱の週刊誌ウォッチング」511回は
こうはじまります。

「AIIB(アジアインフラ投資銀行)問題、
『週刊ポスト』(5・1)の連載コラムで
大前研一さんが明解に断を下している。
『AIIB参加は愚の骨頂!日本は「高みの
見物」でよい』〈これから日本がAIIBに
参加するのは愚の骨頂であり、そもそも
参加を検討する価値すらない〉」


う~ん。気になるので、
『週刊ポスト』を注文。
届けていただける。

花田氏の文の半分以上をつかって
紹介していたので、特集記事かなと
雑誌をひらくと、連載の2頁のみ。
あ、しまった買うんじゃなかった。
あとは、巻頭・巻末グラビアの
「男の夢が駆け上がる魔性の双丘
おっぱいがいっぱい」くらいしか
見るものなし(笑)。

ということで、2頁を丁寧に引用することに
まずは、3紙のAIIBの掲載文を引用した後に

「だが、それらは海外インフラビジネスの現場を
全く知らない素人の議論だ。
私は経営コンサルタントとして約40年間、
日本企業が手がけた海外インフラプロジェクトを
数多く見てきたが、その歴史を振り返ると、
ほぼ100%が赤字になっている。最近では
大成建設がボスポラス海峡のトンネル工事で
トルコ政府に約束のカネを払えと交渉して
いるという報道があったし、
古くは香港の地下鉄を手がけた熊谷組、
アルジェリアの高速道路で鹿島建設と
大成建設が大きな未払い金を抱え、
ドバイの都市交通システムでも
鹿島建設と大林組が大幅な赤字など、
インフラ事業にまつわるトラブルは
枚挙に暇がない。・・・」

う~ん。2頁全部を引用したくなりますが、
それは、読んでもらうことにして(笑)。
最後の方を引用。

「12か国参加のTPP(環太平洋経済連携協定)
の交渉でさえ難航しているのを見ればわかるように、
50か国も参加するとなれば、各国の利害が対立する
ので話がまとまるわけがない。かてて加えて、
新参のAIIBがプロジェクト評価の経験を
積んでいないから、すでに世界銀行やADBが
検討してやめているようなプロジェクトに手を
出して大失敗する可能性が高い。ゆえに、
これから日本がAIIBに参加するのは
愚の骨頂であり、そもそも参加を検討する
価値すらない。・・・・」


うん。
これと先ごろ発売されたWILLを
読めばAIIBの正体が言葉で
分かりやすく腑分けされております。
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