産経新聞6月17日の連載
「湯浅博の世界読解」が意義深い。
国会の審議を冷静に鑑定しておられる。
ところで、
テレビ「なんでも鑑定団」で、
本物よりも興味深く感じられるのは、
贋物を本物と信じて疑わない面々が
そのつど登場し、あるいは、
贋物と本物と判断に迷う方々が登場し、
鑑定を依頼しているのでした。
本物には、感動をもってし、
贋物には、贋物たるポイントを指摘する
鑑定士は、歯切れがいい(笑)。
国会審議を見ていると、
真偽のポイントの指摘はままならず、
とっさの真偽を、実証するのは難しい。
どなたかに真偽の鑑定を依頼したくなります。
この湯浅氏の連載で、その依頼した
鑑定結果を、示されたような気がします(笑)。
ということで、前後を端折って引用。
「・・安保法制を転換させる国会審議は、
初めから妙な風向きであった。
民主党の岡田克也代表がいきなり
安保関連法案によって『自衛隊のリスク』が
増えるか否かを安倍晋三首相に認めさせようと
した。中国の台頭によって『国民のリスク』を
どう減らすかを議論すべきなのに、
『自衛隊のリスク』にすり替えた。
これでは本末転倒である。
彼らが一般人より自衛隊員を心配しているとは
思えないから、『リスク増』を印象づけたのだろう。」
「むしろ今は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を狙う
中国の出方から、米国のオバマ政権の方に
『巻き込まれたくない症候群』が頭をもたげる。
米国の相対的な衰退と中国の軍事的な台頭が
引き金である。・・・
日本外交はいまや、中国の膨張主義を食い止める
国家戦略を抜きには考えられなくなった。
東シナ海と南シナ海の大半を領海と主張し、
国際法を無視して『力による現状変更』を
強行しているからである。
5月末発表の中国国防白書は・・・・
多くの虚偽に満ちていることに気づくだろう。
『中国は覇権や拡張を求めない』といいながら
岩礁に軍事基地をつくり、
『宇宙の武装化と軍備競争に反対』といいながら
衛星破壊実験でゴミをまき散らす。
『核軍拡競争には入らない』といいながら
核保有国の中で唯一中国だけが核軍拡を
行なっているのが実態である。
にもかかわらず、国会審議では
『憲法違反の戦争法案』が焦点となり、
政府が防戦に追われる始末だ。・・・
この『戦争法案』に反対する集会が
東京都内で開催されると、
中国外務省の陸慷報道官は15日、
参加者を賛美した。そのうえで報道官は、
参加者が日本政府の安保政策動向に
『高い警戒を維持し、平和憲法の
固守を要求しているのは理解できる』と、
・・・」
本物以外は、すべて贋作の世界というのが
骨董の通り相場らしいのですが、すり替えて、
贋作を売るのは、いつの世にもおり、
贋作を買うのは、いつの世にもいる。
ということで、
「『国民のリスク』をどう減らすかを議論すべきなのに、
『自衛隊のリスク』にすり替えた。これでは本末転倒である。
彼らが一般人より自衛隊員を心配しているとは思えない・・」
う~ん。議論のポイントは、
このあたりでしょうか。
贋作にお墨付きを授けるマスコミには
毎度、事欠かないわけですが、
多数決のご時世こそ、
せめて、マスコミのオウム返しと
なるような怠慢はしないことに。
ここで、情報の選択が出来るかが個性。
その個性を出せるかが、まさに今。
時代は、鑑定士を求め。
少数で、決め手になる鑑定士の
言葉を、読みたい。
「湯浅博の世界読解」が意義深い。
国会の審議を冷静に鑑定しておられる。
ところで、
テレビ「なんでも鑑定団」で、
本物よりも興味深く感じられるのは、
贋物を本物と信じて疑わない面々が
そのつど登場し、あるいは、
贋物と本物と判断に迷う方々が登場し、
鑑定を依頼しているのでした。
本物には、感動をもってし、
贋物には、贋物たるポイントを指摘する
鑑定士は、歯切れがいい(笑)。
国会審議を見ていると、
真偽のポイントの指摘はままならず、
とっさの真偽を、実証するのは難しい。
どなたかに真偽の鑑定を依頼したくなります。
この湯浅氏の連載で、その依頼した
鑑定結果を、示されたような気がします(笑)。
ということで、前後を端折って引用。
「・・安保法制を転換させる国会審議は、
初めから妙な風向きであった。
民主党の岡田克也代表がいきなり
安保関連法案によって『自衛隊のリスク』が
増えるか否かを安倍晋三首相に認めさせようと
した。中国の台頭によって『国民のリスク』を
どう減らすかを議論すべきなのに、
『自衛隊のリスク』にすり替えた。
これでは本末転倒である。
彼らが一般人より自衛隊員を心配しているとは
思えないから、『リスク増』を印象づけたのだろう。」
「むしろ今は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を狙う
中国の出方から、米国のオバマ政権の方に
『巻き込まれたくない症候群』が頭をもたげる。
米国の相対的な衰退と中国の軍事的な台頭が
引き金である。・・・
日本外交はいまや、中国の膨張主義を食い止める
国家戦略を抜きには考えられなくなった。
東シナ海と南シナ海の大半を領海と主張し、
国際法を無視して『力による現状変更』を
強行しているからである。
5月末発表の中国国防白書は・・・・
多くの虚偽に満ちていることに気づくだろう。
『中国は覇権や拡張を求めない』といいながら
岩礁に軍事基地をつくり、
『宇宙の武装化と軍備競争に反対』といいながら
衛星破壊実験でゴミをまき散らす。
『核軍拡競争には入らない』といいながら
核保有国の中で唯一中国だけが核軍拡を
行なっているのが実態である。
にもかかわらず、国会審議では
『憲法違反の戦争法案』が焦点となり、
政府が防戦に追われる始末だ。・・・
この『戦争法案』に反対する集会が
東京都内で開催されると、
中国外務省の陸慷報道官は15日、
参加者を賛美した。そのうえで報道官は、
参加者が日本政府の安保政策動向に
『高い警戒を維持し、平和憲法の
固守を要求しているのは理解できる』と、
・・・」
本物以外は、すべて贋作の世界というのが
骨董の通り相場らしいのですが、すり替えて、
贋作を売るのは、いつの世にもおり、
贋作を買うのは、いつの世にもいる。
ということで、
「『国民のリスク』をどう減らすかを議論すべきなのに、
『自衛隊のリスク』にすり替えた。これでは本末転倒である。
彼らが一般人より自衛隊員を心配しているとは思えない・・」
う~ん。議論のポイントは、
このあたりでしょうか。
贋作にお墨付きを授けるマスコミには
毎度、事欠かないわけですが、
多数決のご時世こそ、
せめて、マスコミのオウム返しと
なるような怠慢はしないことに。
ここで、情報の選択が出来るかが個性。
その個性を出せるかが、まさに今。
時代は、鑑定士を求め。
少数で、決め手になる鑑定士の
言葉を、読みたい。