和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

石造物百選。

2016-01-06 | 地域
隣の市の市民ギャラリーへ
今日立ち寄りました。
お客さんはどなたもおらず、
何か貸切りみたいです(笑)。
受付に声をかけると、
展示ギャラリーの電気をつけて
くださって、ゆっくりする。

受付のそばのテーブルでゆっくり。
すると、市で平成25年3月に出版された
「鴨川の石造物百選」が700円で売っている。

うん。よい買い物。
最初の興味は狛犬の写真でしたが、
石祠にはめ込まれた大天狗と烏天狗なんて、
思わず、時空を越えてしまいます。
ハイ、六十を過ぎったから、
こういうものに目が行くのかも。


産経新聞の1月6日(水曜日)は
曽野綾子氏の連載「透明な歳月の光」。
その最初と最後とを引用。


「『1億総活躍社会』という総理のうたい文句が、
嘲笑や非難の的になっているが、私は実に実感の
ある言葉だと思っている。
総理は体裁よく発表されたが、実は高齢者が
引退してのんびり暮らすなどということが
できる時代はもう終わったということなのだ。
今の私は夫の看護人をやっているので
そう解釈している。」

最後も引用。

「共同生活をする親友は、
健康で楽しい時代なら共有するが、
無限に続く汚物の処理までしてくれる
のかどうかは疑問だ、
それをできるのは現実的に家族しかいない。
足りないのは老人ホームなどの
建物ではないのだ。人手である。
これはいかなる政府も解決できない
深刻な問題だ。だから日本人は、
高齢者でも健康な限り最後まで、
より不健康な人のためにどこかで
働け、ということだろう。
子供を育てることと、
老人を人間らしく見送ることは、
何の事業よりも『神が喜ぶ』
大切な仕事のように私は感じている。
『総活躍社会』とは
そういうことに違いない。」

年賀はがきを
私は写真だけで、文は書かずに
横着しているのですが、
数行にわたって、
近況を書いてくれる
数名がいて、
手紙をもらったような気持ちになる。
コメント
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