和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

水木しげるのこころざし。

2016-01-12 | 道しるべ
筑摩書房の
現代漫画5「水木しげる集」。
その最後に鶴見俊輔氏が
作家と作品を書いておりました。
その最初のページに
武蔵野美術学校の文字。
最初から引用。

「水木しげるは、大正13年3月、鳥取県堺港市にうまれた。
高等小学校を出てから図案の学校に入り、2年ほどでやめた。
大阪の夜間中学校をへて、武蔵野美術学校に入った。
召集され陸軍に入り、歩兵としてラバウルに行く。
ここで左手を失なった。ラバウルで彼は、
死の世界と背中あわせになる体験とともに、
近代文明以前の手ごたえのたしかな生活を知った。
文明以前への回想と死の世界との交流とは、
水木しげるが戦後の日本を描く時に補助線として
くりかえし用いる方法であり、
水木の現代生活の描写はこの故に、
独自のあつみをもつようになる。
陸軍一等兵として昭和22年日本にかえって来てから、
水木は、神奈川県の旧陸軍病院に入院した。
画家になる志をすてにくく、
ふたたび武蔵野美術学校にもどるが学費がつづかず
退校した。・・・・」
コメント
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