読売歌壇1月18日。
岡野弘彦選の一番目が印象に残る。
興福寺の阿修羅のごとき貌(かお)を
して羽生結弦はすべて終へたり
水俣市 角田聖子
【評】この歌を見て、ああそうだと
共感する人が多いはず。競技を終え
汗にまみれて、きっと正面を切った
羽生選手の顔は、若き仏法護持の神、
阿修羅に似て清くりりしい。
小池光選の二首目には
わが短歌(うた)が載ればすなはち
『よんだぞ』と遠距離電話をくれし友逝く
城陽市 相原洋次
【評】毎回、読売歌壇を題材にした歌が
何首も寄せられる。この歌もその一つ。
古き良き友であった。こうやってまた
歌が載ったが、もう電話は来ない。
哀切深い歌である。
読売新聞の一面コラム
「編集手帳」を読んでいると、
ときに、読売歌壇からの引用がある。
うん。読売新聞の厚みを感じられる瞬間(笑)。
岡野弘彦選の一番目が印象に残る。
興福寺の阿修羅のごとき貌(かお)を
して羽生結弦はすべて終へたり
水俣市 角田聖子
【評】この歌を見て、ああそうだと
共感する人が多いはず。競技を終え
汗にまみれて、きっと正面を切った
羽生選手の顔は、若き仏法護持の神、
阿修羅に似て清くりりしい。
小池光選の二首目には
わが短歌(うた)が載ればすなはち
『よんだぞ』と遠距離電話をくれし友逝く
城陽市 相原洋次
【評】毎回、読売歌壇を題材にした歌が
何首も寄せられる。この歌もその一つ。
古き良き友であった。こうやってまた
歌が載ったが、もう電話は来ない。
哀切深い歌である。
読売新聞の一面コラム
「編集手帳」を読んでいると、
ときに、読売歌壇からの引用がある。
うん。読売新聞の厚みを感じられる瞬間(笑)。