和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

問題を悩みにすり替えない。

2016-01-10 | 書評欄拝見
毎日新聞1月10日「今週の本棚」
そこにある「この3冊」は

大泉実也(みつなり)選で
「水木しげる」の3冊。

①ねぼけ人生〈新装版〉(ちくま文庫)
②コミック昭和史全8巻(講談社文庫)
③水木しげる漫画大全集064
「ガロ」掲載作品(講談社コミックプラス)

選評のはじまりは
「数ある水木関連本の中でも、
圧倒的な面白さで他の追随を許さないのが
『ねぼけ人生』だろう。水木しげるの自伝
なのであるが、とにかく面白いエピソード
が次から次へと泉のように湧き出てきて、
抱腹絶倒の作品である。
この面白さを支えているのは、おそらく
書いている水木先生自体が、別に面白い
ともなんとも思わず当たり前のこととして
淡々と書いているからであろう。・・・」


はい。私は「ねぼけ人生」未読。

読売新聞1月10日「本のよみうり堂」で
「ポケットに1冊」は(鵜)さんが
梅原猛著「少年の夢」(河出文庫)を
とりあげておりました。
興味深い文なので読みたいと思った
のですが、まてよ。
単行本で「少年の夢 梅原猛対談集」
(小学館)が1994年に出ていて
内容はすっかり忘れったのですが、
読んだときに、もう一冊もっていても
いいなあ。と思ったことがありました。

「読書情報」は、こうはじまっていたます。

「中学生向け国語辞典のトップセラー
『例解新国語辞典』の第九版(三省堂、2600円、
林四郎監修)が刊行された。
最新の中学教科書に準じた語句や新語を増補し、
5万9000語を収録している。・・・
小型辞典には珍しく方言も重視している。・・」


その上には
「著者来店」欄で
井上麻矢著「夜中の電話」。

「父・井上ひさしは晩年、自身の劇団こまつ座を
継ぐことになった三女に毎晩電話をかけ、
社長の心得から井上芝居の役割まで、
多くのことを伝えていた。・・・
『自分という作品を作っているつもりで
生きていきなさい』
『問題を悩みにすり替えない』
『一番大事なのは、想像力』・・・」

コメント
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