和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

今村均回顧録。

2016-01-17 | 書評欄拝見
産経新聞1月17日(日曜日)の
読書欄に平川祐弘氏が書いておられる。
うん。読まなきゃ(笑)。
「この本と出会った」という欄でした。
平川氏が取りあげたのは、今村均回顧録。
そのはじまりは

「敗戦後、日本人は自国に自信が持てなくなった。
とくに国を滅ぼした陸軍の将官は軽侮のまなざし
で見られた。だがそんな時期に
『この本と出会えてよかった』と深く感銘された
のが今村均陸軍大将の自伝である。
内実に富み細部が語られていたからだけではない。
このような日本人がいたことが有難かったのである。」

そして、平川氏の文の最後は

「維新前後の日本を解き明かす一冊が
福沢諭吉の『福翁自伝』とすれば、
昭和の陸軍大国日本の表裏を解き明かす一冊は
『今村均大将回想録』だろう。
誰か西洋人の日本研究者で英訳する人は
出ないものか。」
コメント (2)
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