山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

花が咲き始めた甲府市の里山  平成29年4月26日

2017年04月26日 | 花・花・花
 そろそろ日当たりの良い場所では咲き始めた頃ではないだろうか? 昨年は大規模な盗掘に遭って楽しみにしていたあの大株の花は見ることが出来なかった。その後何ヶ所か自生している場所を見つけたが、無事に育っていてくれているのかどうかも心配だ。花の観察とパトロールも兼ねて甲府市郊外の里山を訪れてみる。


    ジシバリ。これは普通の地面にも咲くが・・・


    こちらは何故かこのようなアスファルトの隙間のような、厳しい場所を好んで咲く。


    タカサゴソウ。ちょうど見頃。これでも絶滅危惧種。


    ギンラン。だいぶ数を減らしている。


    ショカッサイ


    ジュウニヒトエ。今日は修理から帰って来たばかりの超広角レンズ10-20㎜をフル稼働。周辺環境を一緒に写し込んでみた。


    シュンラン


    チゴユリが満開。


    ツクバネウツギ


    たくさん花をつけたツクバネウツギ


    ガマズミ


    アケボノスミレは葉っぱがたくさんあるが花はあまり咲いていない。


    シャガ

 そして今日も藪をかき分けてあの花を探す。いつもと違う藪をかき分けて登ると、道の無い岩の上に祠が立っていた。道は無いが赤テープが点在しているということは、誰か来ているということなのかも知れない。


    こんな藪の中に祠が・・・


    発見。こちらはまだ咲き始めたばかり。


    こちらは八部咲きといったところか。


    しかし日当たりの悪い林の中はまだ固い蕾。


    こちらはまだ土から顔をだしたばかり。

 昨年見つけてGPSに登録しておいた場所に行ってみると、森林管理用に設けられた細い道の脇にあったはずの株はいくら探しても見つからない。昨年秋には葉が残っているのを確認したはずだが・・・どうやら盗掘に遭ってしまったようだ。数にして5~6株といったところだろう。残念。これで管理歩道、遊歩道を含めて、道らしきところから見える株は全て消失してしまった。比較的簡単に入山できる里山ゆえに、盗掘が後を絶たず残念である。何も成すすべが無いことも悔しい。盗掘だけでなく、昨年大規模な下刈りが行われた場所は次第に笹が覆いはじめ、この花の数自体が減少してきているように見受けられる。年々危うい状況になりつつあるように見える。


    人の行かない藪の中で咲いていた貴重な一株。こちらは激減しており、既に消滅カウントダウンの状況に陥っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする