山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

カタクリとミミガタテンナンショウ 大月市むすび山  平成31年4月5日

2019年04月05日 | 花・花・花
 ブログの記録を見返してみると平成27年4月にむすび山を訪れている。その頃はまだ花のレベルが低かったこともあるが、テンナンショウ属は全く区別がつかず皆マムシグサと一括されていた。2年ほど前からテンナンショウ属を少し勉強するようになり少しだけ区別がつくようになってきた。そんな目で過去の記事を見直してみたところ、このむすび山に咲いていたマムシグサと書かれた花、仏炎苞の耳がくるりと巻いているように見える。これはいわゆるマムシグサでは無くてミミガタテンナンショウではないのか?昨年三ツ峠で実物を見てきたのでおそらく間違いないと思うのだが、実際に見てみないと何とも言えない。カタクリも満開になっているようだし、大月までちょっと高速道路を使って見に行ってみることにした。

 前回は電車で移動して大月駅からむすび山、高川山、初狩駅と歩いて電車で帰ってきたが今回は車で行ったため駐車場があるのかどうか分からない。細い道を走って行くと道路脇に県外ナンバーの車が2台止まっておりその先に道がある。おそらくカタクリを見に来た人たちの車だろう。前回とは違う道だがその先の道を行けばむすび山に行けるのだろう・・・と歩き出す。念のためGPSを持って行くが、この道、川を高巻くように水平に進んでいて全く山に取り付く様子が無い。


    道路脇のスペースに車を止めてここから入山。


    道に従って進んだら川につながっていて滝に出てしまった。どうしましょ?


    樹林の中に入ってみるとマムシグサの仲間。やはり普段見ている広義のマムシグサとはちょっと顔つき(耳のあたり)が違う。

 GPSでルートを探すと途中から尾根に取り付く古い道があるように表示されている。しかし分岐を探すがそれらしきものは見当たらない。ならば・・・適当に斜面を尾根筋まで登ることにするがちょっとだけ見てくるつもりだったので水も食料も手袋も持って来ておらず、さらにはハンカチも忘れた。斜面に取り付くと想定外の急登、時折道らしきものが出てくるがすぐに消滅する。やっと道に出たと思ったが・・・??


    結構な急登。なかなか尾根に登れず、手袋は置いて来たしストックも無し。しかも茨に何度も絡まれて・・・


    やっと道に出たと思ったがずいぶんショボい道だ。しかもどんどん下って行き道は消失・・・。また強引に斜面に取り付き上に登る。


    ようやく尾根に出た。結構汗をかいたが水無しハンカチ無し。服の袖で汗をぬぐう。


    やっと着いたよ、むすび山。抜け出たところからだいぶ下って山頂に到着した。


    大月航空監視哨の跡


    カタクリの園を見下ろす。時刻は4時半になり日が陰ってしまった。1時間もかかった。


    本日は天候が良かったので夕方になっても花は開いていてくれた。


    むすび山のカタクリ


    見上げるカタクリの園


    たくさん咲いてくれた。


    同上


    カタクリに混じってちょっとグロテスクで可愛らしいのが顔を出している。


    本日のお目当てはこちら。


    やはり仏炎苞の耳がくるりと巻いている。


    後ろ姿。えびす様の耳のように垂れ下がって巻いている耳。間違い無し、これはミミガタテンナンショウ。


    こっちの紫色のスミレも確認。


    思った通りアカネスミレだった。

 15分もあれば現地到着できると思っていたのだが道を間違えて強引に登ったおかげでとんだ大変な山になってしまった。恐るべし、むすび山!確認しておきたかったテンナンショウ属はやはりミミガタテンナンショウだった。この山域にはこれが生育しているのだろう。あまり歩かない山域であるが訪れる機会があったら注意して歩いてみよう。
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またまたまたハナネコノメ三昧 黒富士農園へ  平成31年4月4日

2019年04月05日 | 花・花・花
 花仲間の来客あり、またまた黒富士農園界隈のハナネコノメ散策に出かける。本日は中流から入って前回よりも上流まで行ってみる。カメラはEosM5とRPの2台を持って行くことにする。


    満開のハナネコノメ。EosM5 13mm


    こちらも満開。 EosRP 42mm


    さらに 96mm。葯が黄色いタイプ。


    前回も撮影した場所。 EosRP 105mm


    同じ花。 EosM5 11mm で接写。葯がもう落ちてしまっている。

 以下は最後の1カットを除いて EosRP で撮影したもの。











    沢の流れ

 まだまだずっと上流まで咲いているのだが時間は4時半を過ぎて撮り疲れてきたのもあって撤退することにする。
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またまた雲に阻まれティアラ失敗 朝霧高原  平成31年4月4日

2019年04月05日 | ダイヤモンド富士
 前日はそこそこのティアラが撮れたので今日もきっと・・・と、前日よりも少し距離を離した位置からの撮影に意気込んで出かけた。ところが、朝霧高原に行くと富士山にモクモクと雲が湧き出し、カメラをセットするまでは何とか見てていた富士山だったが・・・ご機嫌斜めだ。


    カメラをセットするまでは見えていたがティアラまであと10分ほどというところで完全に雲に隠れた。


    太陽が雲を抜け出てきた頃。


    これでは全く話にならない。撤退。


    ところが山梨県側まで来ると綺麗な富士山が見えている。


    右裾に湧いている雲の中に入ってしまったようだ。

 きわめて良い天気だったがティアラを狙った朝霧高原の界隈だけ雲が出てしまったようだ。残念。こんなこともある。また頑張ろう。
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