山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

絶好のティアラ日和と思ったが・・・失敗 朝霧高原  平成31年4月9日

2019年04月10日 | ダイヤモンド富士
 天気図、衛星画像、富士山ライブカメラ、いずれを見てもこの日の朝のダイヤモンド富士はチカリと輝く絶好の撮影日和になると確信していた。実際に精進湖あたりから見る富士山は雪煙が少し出ているものの今までに無くスッキリとした姿を見せていた。現地に到着すると案の定大口径の天体望遠鏡をセットしたカメラマンが数人準備している。ピンポイントでの撮影なので道路沿いはもう場所の確保が難しそうで、1本後ろ側の牧場内を走る道(私道)から撮らせてもらう。ティアラの時間は6時38分、15分前にはカメラのセットが完了し、余裕で試し撮りをしながらその時を待っていたが・・・ふと見るともう太陽が昇っているではないか。時計を見ると時刻は6時39分になっていた。何を寝ぼけていたのか、時計の長針を39分と43分の位置と間違えていた。小学生並みのボケをやらかしてしまったが、しかし時刻通りにシャッターを切り始めたとしてもこの日はチカリと輝くティアラにはならなかっただろう。


    雪煙が出ているがこのくらいならば大丈夫だろうと思う。しかし、富士山の後ろ側に霞が出ているのか空が白っぽく見えていた。


    さて、もうすぐ時間だ。だいぶ雪煙が増えてきた。


    こちらは前面フィルター装着した超望遠レンズ。


    あと5分くらいか?と思ったら・・・


    ふと見れば太陽が昇って輪郭が見えていた。慌ててシャッターを切るがもう遅い。


    しかし、このように太陽の輪郭が見えてしまっている時は霞が出ている時でチカリと輝くティアラにはなってくれない。


    さらに遅れてシャッターを切り始めた200㎜望遠。やはりこちらもあまり輝いていない。


    本日も失敗。

 位置的にはちょうど良かったと思うが想定外の時計の針の見間違えをやらかしてしまった。しかし予定通りにシャッターを切ってもこの日のティアラ撮影は無理だっただろう。春の富士山はなかなかご機嫌を良くしてくれない。
コメント
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