山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

クサノオウバノギク(キク科)

2020年10月22日 | キク科
 山地帯の落葉広葉樹林の林床に生育する多年草である。苔生した岩の上を好んで生育している。花期は9~10月。クサノオウというやや大型のケシ科植物の葉に似た不規則な切れ込みのある葉をしていることからこの名がある。米粒のような小さな黄色い花を咲かせる。山梨県では極限られた場所に生育しており個体数もあまり多く無い。


    クサノオウバノギク 平成30年9月撮影


    同上 不規則に全裂する葉の形に特徴がある。


    同上


    米粒のように小さなクサノオウバノギクの花。5個の小花から成っている。


    平成29年10月撮影


    同上 小雨が降っていたうえに花期を過ぎていて大部分が白い綿毛になっている。


    クサノオウバノギクの種。吹けば飛びそうである。

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 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~



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ハハコヨモギ(キク科)

2020年10月22日 | キク科
 高山帯の岩場に生育する多年草である。花期は7~8月。山梨県では北岳周辺にのみ生育しており、北岳山頂周辺では比較的良く目にする。


    ハハコヨモギ 平成23年7月 北岳で撮影。後ろに見える山は仙丈ケ岳。


    平成29年7月 北岳で撮影


    同上


    ハハコヨモギとムカゴユキノシタ。いずれも北岳周辺に生育している絶滅危惧の花。

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ツルシロカネソウ(キンポウゲ科)

2020年10月22日 | キンポウゲ科
 神奈川県~奈良県の湿り気のある山地や渓谷に生育している。花期は5~8月。山梨県は分布の北限にあたり、富士山麓方面に偏って生育している。個体数は比較的多い。御坂山系に生育する個体は鹿の食害や2次的な山肌の乾燥化により個体数の減少が著しい。


    ツルシロカネソウ 平成28年5月 栃代川で撮影


    同上


    同上 渓谷の脇に群生していた。


    平成30年5月 芦川スズランの森で撮影


    同上 個体数は比較的多いが花数はあまり多く無い。


    同上 葉が黒いツルシロカネソウ


    令和1年5月 櫛形山で撮影


    同上 群生している。


    平成29年6月 三ツ峠で撮影


    同上 群生は見られずパラパラと咲いている。


    令和1年6月 黒岳で撮影。三ツ峠と同じくパラパラと咲いている。

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グンナイキンポウゲ(キンポウゲ科)

2020年10月22日 | キンポウゲ科
 草原や疎林下に生える多年草である。花期は4~5月。グンナイとは郡内地方のことで、山梨県東部富士五湖地方を指す。三ツ峠を中心とした御坂山系に生育しており個体数はそこそこにある。ウマノアシガタに良く似ているが葉柄や茎に毛が多く、根生葉の葉の先端部が尖らずに円みを帯びる。


    グンナイキンポウゲ 令和2年6月 三ツ峠で撮影


    同上 


    同上 雨天だったために撮影が不十分。

 他の御坂山系にもグンナイキンポウゲと思わしき花が咲いていたが、確定には至っていない。

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