山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

地球に接近した明るい火星と富士山 朝霧高原もちや付近

2020年10月28日 | 月富士
 火星が地球に接近したのは10月上旬であるが、空模様がいまひとつとタイミングが合わず、ダイヤモンド火星富士は撮れずに10月下旬になってしまった。東の空から火星が昇って来る時間は次第に早くなり、日没を過ぎて星が見え出す頃にはもう高い位置まで昇り始めている。あと2週間も過ぎれば富士山の直上で輝く火星の撮影は困難になってしまうであろう。空が晴れたこの機会を逃すわけには行かない。しかし、時間的に間に合うかどうか?それと肝心の星撮り用望遠レンズと手製フィルターを持って来ていないことにも気付いた。まあ、なんとかなるだろう。


    朝霧高原もちや付近に到着するとちょうど火星が山頂に姿を現したところだった。急いで1台目のカメラをセットする。


    富士山頂に昇る火星。現在の光度は-2.5等級くらいで、日没30分後くらいの薄明るい空でも十分に見える。


    もう1台、200㎜望遠ズームをセット。口径の広いほうのレンズは持って来ていないので解像度がいまいち。


    特殊フィルターで8角形に光らせたかったがそれも不能。だが、撮れただけ良かったとしよう。

 パール富士の時には大混雑のもちや付近だが、この火星を狙っている人など誰も居ない。時間ギリギリであわただしかったが、静かに星と向き合うことが出来た。

 半月を過ぎた頃の月が輝いているので、今度はその月と火星を入れて撮影するため、精進湖の湖畔に立ち寄る。


    精進湖のダブル富士と月と火星。広角レンズでうまく収まった。


    右手には木星と土星が輝く。


    月をカットしてみるが完全にはカットできず。


    静かな湖面に映るダブル月光富士


    やはりこの位置が本日はいちばん落ち着いている。

 何人か湖畔に撮影にやって来ているカメラマンが居た。風が無く穏やかな湖面で、静寂なダブル富士を楽しむことが出来た。

 次の10月31日の満月は10月2度目の満月となりブルームーンという特別な名前が付けられている。その前日と前々日に月と火星が接近して昇って来る。この接近した月と火星をいかに撮るか、検討中である。天気が晴れてくれることを願う。
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山中湖ダイヤモンド富士の季節到来 令和2年10月25日

2020年10月28日 | ダイヤモンド富士
 山中湖平野にあるきららの周辺でダイヤモンド富士の撮影が可能となるシーズンがやって来た。丹沢の探索は午後3時ごろに切り上げて山中湖に向かう。道志道は東京方面に向かう車の渋滞が既に始まっていたが山中湖方面はスムーズに走れる。ダイヤの時間は確か午後4時ごろだったと思うが正確には見ていない。きららの駐車場に到着すると路上にあふれんばかりの車が止まっている。駐車場の中にもまだ止めるスペースが空いているが駐車料金を節約しようという人たちなのだろうか。本日は富士山に向かって左寄りのポジションのはずだが、三脚をカメラを担いで現地に行くと既にあふれんばかりのカメラマンである。良さそうな場所は既に満席、カメラマンが少し入ってしまうがなんとか撮影出来そうな場所にカメラを構える。


    なんとか間に合ったが既に人がいっぱいで良いポジション無し。カメラマンが入ってしまうがまあ良しとしよう。


    カメラマンをギリギリでカットしてダイヤを待つ。


    ふと右側を見ればさっき居た人が居なくなってスペースが空いていた。移動してカメラを構え直す。


    湖面が揺れてダブルダイヤにはならないがこれだけ晴れていれば上等。


    山中湖のダイヤモンド富士


    同上 湖面に映る山頂部分が切れてしまった。


    あっという間に終わり。

 大勢のカメラマンたちはこれから夕焼けに染まる空を待っているのだろう。あまり引き上げる人は居ない。私は速攻で切り上げて次の場所に向かう。滅多にこんな青空の日は来ないので、ずっと狙っている富士山の上に登って来る火星を撮るために朝霧高原に移動である。しかし・・・厳冬のいてつく寒さの中で撮るダイヤと違って緊張感の無いダイヤである。一生懸命撮っているカメラマンには申し訳ないがあまり面白く無い。

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